桜峠  163m (2005.3.26) 地図 

京都府加茂町西 −山城町神童子(じんどうじ)
京都府加茂町西と山城町神童子を結ぶ峠である。

加茂町側からアプローチして驚いた。加茂町の木津川北岸地域は短命に終わった恭仁京(くにきょう)址であった。
恭仁京大極殿址(8:18)



恭仁京は奈良時代、聖武天皇によって造られた。戦乱や疫病から逃れるための方策だったようで、740年に平城京から遷都したのに743年には紫香楽宮(しがらきのみや)、744年には難波宮(なにわのみや)遷都で、ほんの一時期の首都に終わった。そののち宮域は山城国国分寺として再利用された。
山城国分寺址 恭仁京大極殿址



恭仁京址を辞し、国道163号線を木津川沿いに下る。木津川が山城盆地へ出る狭隘部にさしかかった所、ちょうど山城町との境付近から峠道が始まる。

ローローにせねば乗れないくらいの劇坂である。山城町の不燃物処理センターが谷の中腹にある。
峠道との分岐(10:34)



最後はダートになり、登り切った所は竹林の中の切り通しだった。ここが峠と思いきや、先にまた舗装路が合流しており、そこが本来の峠道だったようだ(ー_ー)
偽りの峠より本来の峠道を見る(10:51)



ほんまの峠道に戻り、そこからは楽々と峠に到達できた。やはり竹林が印象的な峠である。
桜峠(10:56)



峠から下る。神童子の集落の手前に神社があった。天神神社という。やはり菅原道真がらみか?この神社の本殿は室町時代のものらしく、京都府登録文化財に指定してあった。

集落の中ほどにお寺が見えた。その名も神童寺。本堂は室町時代のもので重要文化財。真言宗の寺で、開基はなんと聖徳太子だそうだ。ここの集落名も当然お寺からとったものだろうし、この峠道もかなり昔から使われていると推定できる。
天神神社(11:10) 神童寺(11:20)



そのまま道を辿り鳴子川沿いの道と合流し、川沿いに下ってJR奈良線を渡る地点で奈良・京都間の旧街道に出会った。
鳴子川沿いの道と合流(11:29)