十丈峠(じゅうじょうとうげ) 560m (2003.3.30) 地図 

和歌山県中辺路町(なかへち)滝尻−中辺路町近露(ちかつゆ)
熊野古道、中辺路の峠である。

田辺市から岡坂越えで富田川の谷へ入った熊野古道は滝尻まで川沿いに遡っていく。室町以降近世は上三栖から潮見峠越えルートで滝尻の少し上流、覗に出てくるが、おおむねこの位置から長い山越えにかかるのである。

滝尻には熊野古道案内所があったが、早すぎて開いていなかった。
           熊野古道案内所


道の反対側には滝尻王子宮があって、その奥から古道に入っていく。おりしも河原でテン泊していた若者ふたりが登り出すところであった。

ここから十丈峠・逢坂峠越えはかなりハードそうに見えたので、少し上流の川合から中腹の高原熊野神社へアクセスすることにした(7:00)。
              滝尻王子宮



朝一なのに随分な急坂を押し担ぎする。

熊野古道じゃないけれど、山道なので往生した。

登ること約30分で、高原に到着(7:30)。
      川合の登り口(正面の尾根筋が熊野古道)      高原に登り着くあたり(後ろが河合の集落)



霧の里無料休憩所があったが、またまた早すぎて閉まっていた。

高原熊野神社も朝のアンニュイの中で眠っていた。
          霧の里無料休憩所            高原熊野神社



高原の集落から古道は新調した石畳道を登っていく。 集落の外れのお地蔵さまを境に近露(ちかつゆ)まで民家の全くない山道が4時間ほど続くという。

そのうち道は古い石畳に変わり、急坂が続く。一里塚付近で滝尻で出会った若者ふたりに追い抜かれた。息子と同じような年頃なんだもの、仕方ないよね(^^ゞ
        高原の集落を望む          村外れのお地蔵さま 



彼らも熊野古道を歩いているそうだ。

そのうち傾斜が緩くなって、自転車に乗ると若者たちに先行できるようになった。
      一里塚付近(前方の若者に抜かれる)       しかし大門王子には先行できた。



そのまま傾斜も安定してきて、乗ったり押したりしながら、十丈峠まで到達した(8:45)。
            気持ちの良い山道             十丈王子公園



十丈峠は本来は東側の十丈又谷から西側の富田川沿いの上地へ越す峠なのだが、古道としては通過点として王子社がある場所となっていたようだ。
                 十丈峠

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