伴睦峠(ばんぼくとうげ) 380m (2007.10.17) 地図

茨城県常陸大宮市鷲子(とりのこ)−栃木県那珂川町矢又
茨城県常陸大宮市鷲子と栃木県那珂川町矢又の間にある国道293号線の峠である。

烏帽子掛峠から戻ってきて、小田野の国道交差点を西へ曲がる。
国道293号線の交差点(烏帽子掛峠は右方向)



国道へ曲がって西進したすぐの所に道の駅「みわ」がある。みわふるさと館北斗星という看板が出てる。列車の北斗星なら興味があるが道の駅には用がないのでさっさと通りすぎる。

それにしても鷲子(とりのこ)という地名は珍しい。県境の鷲子山から来た地名なのか?
道の駅「みわ」の看板



国道の2車線道を走っていくと、ゆるやかに登っって県境に着いた。そこは峠のようにも見えたが、道は一度登ってから下り、また登り返した。

県境(茨城県側より) 県境(栃木県側より)



次のピークの手前に「伴睦峠ポケットパーク」の看板があった。地図を見ても確かに峠は栃木県に入ってからのピークとなっている(^^;) この登り返しは結構きつく、6%勾配であった。

伴睦峠ポケットパーク 伴睦峠
伴睦峠と6%勾配の看板 伴睦峠ポケットパークの道路記念碑

伴睦峠ポケットパークにある道路記念碑によると、通称川戸道といわれた本道路の交通は盛んであったが、風水害などに対して道路整備が追いつかず、たびたび往来不能になった。そのため、1960年〜63年にかけて国庫補助工事により修復されたそうだ。この工事推進に尽力したのが当時の自民党副総裁・大野伴睦であったため、その功績をたたえて峠名としたようである。

伴睦峠という名前を見たとき、もしかしたら大野伴睦のことか?と思ったが、そのとおりであった。まさかこんな所で私の郷土岐阜の政治家の名前が付いているとは思いもしなかったのでビックリした。

またこの峠は江戸時代に水戸藩の領内であったものが明治維新の廃藩置県で栃木県の地籍になったものらしい。それが峠が県境でない理由らしい。


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