地蔵坂峠  211m (2004.2.21)   地図

美濃市立花佐ヶ坂−美濃市須原
美濃市立花から須原へ越える郡上街道の峠である。

立花の長良川発電所から湯の洞温泉入り口を過ぎ、東海北陸自動車道と長良川鉄道の橋が架かる地点が地蔵坂峠の登り口である。
入り口付近


登り口には写真のような「鹿苑寺地蔵堂」の標柱がある。ここから山道を登り出す。乗れはしないが、良く整備された道で、下りなら乗れそうにも思える。
「鹿苑寺地蔵堂」の標柱



登り口付近(遠くに国道の橋が見える) 山道


別方向から登ってきた道と合流する手前に国道と新立花橋が見える地点がある。合流点からすぐの所に馬頭観音が安置してあり、そこから二曲がりで峠に達する。
国道を望む地点


峠から階段を登ると国の重要文化財である六角地蔵堂と地蔵菩薩がある。撮影をしてると土地の翁が清掃作業をしに登ってきた。挨拶をしたが実直?寡黙な人らしく応答はなかった。ここの詳しい由緒は写真にお任せして(^^ゞ ・・・とにかく、六角地蔵堂は鎌倉時代から室町時代初期のものと推定される美濃市最古の建造物なんだそうだ。

 
       重要文化財の地蔵堂
六角地蔵堂と地蔵菩薩の由緒



無言で働く翁との同居も気まずいので早々に地蔵堂を辞去し、須原側へ下りることにした。須原橋を望める場所には素晴らしい馬頭観音が鎮座し、往時の郡上街道の賑わしさを垣間見たような気がした。ところがそこから先は木々が生い茂り、道も脆くなっているようであった。自分ひとりなら行けそうな気もしたが、自転車付きでは自信もなく引き返すことにした。帰りは例の合流点から別方向へ下りた。ちょうど水神さんの石碑と佐ヶ坂の標柱がある地点で麓に下りられた。
須原側の馬頭観音 佐ヶ坂の標柱がある麓地点