弓槻峠(ゆづきとうげ) 364m (2002.7.5)コレクションNo.973 地図

京都府京北町弓槻−京北町細野下


大堰川(桂川)の谷にある弓槻と細野川の谷とを結ぶ峠で。下流の国道477号線のように谷沿い中腹の劇狭道でなく、現在は2車線のトンネル道に生まれ変わっている。

もともとは
麓の弓槻に「弓槻峠」のプレートを見つけたために行ったのであるから面白いものである。弓槻側のアプローチは長いけれど、細野側は短い。周山から栗尾峠を越えるよりも低い。しかしメジャーにならなかったのは主要路線から外れていたからだろう。
トンネルのだいぶ手前から旧道が分かれている。通行止めの鎖が張ってある。トンネルを望むところまでは旧道も新道も高さは大して変わらない。そこからトンネルの上を越すために急遽山肌を巻いていくのが面白い。
峠はよくある切り通しで、これまた見捨てられた峠道の常で木とか葉っぱが散乱し、苔むした崖が無常を感じさせる。細野側のトンネル出口へは近いが、コンクリートに固められた無機質なものなので写真も載せたくない。