四ツ辻峠(旧山陰道)  117m (2008.11.1) 地図 

島根県浜田市折居町おりいちょう−浜田市三隅町みすみちょう
島根県浜田市折居町と三隅町の間にある旧山陰道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

浜田市を離れ、鉄道ヲタクにはチョー有名な折居付近では旧山陰道は国道9号線と別ルート、海から少し離れた山間部を進む。折居駅付近からはさらに内陸部へ入っていく。

左の写真は国道9号線から車道でアプローチできる入り口である。
国道9号線(左のトラック)からアプローチできる入り口



車道とはいえ狭く、のっけから急坂である。小さな川沿いの谷を遡る道で展望は効かない。峠へ着く中間点で折居駅付近から来る旧山陰道と合流するとされている(「島根県歴史街道地図」樹林舎)のだが、そんな標識もなければ道の痕跡も見つけられなかった。

反対側から見た入り口 谷を遡る道



前述の「定本・島根県の歴史街道」によると、
折居からの道は舗装道路と合流し、「四ツ辻」と呼ばれる峠に着く。直進すれば東平原(ひがしひらばら)の集落だが、山陰道はここから1km弱、今はまったく使われていない山の中の道に入り、ふたたび舗装道路に合流する。
とある。その条件に合致していそうな所を探した結果がここである。車道的にも最高点に近いし、山の中の道という条件にも合いそうである。何もない寂しい場所であった。

ここが四ツ辻峠であろう


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