余野坂 500m (2002.7.5) コレクションNo.968 地図

京都府京北町栗尾−京北町余野
京北町の周山と余野を結んでいた峠だ。

現在の車道は国道162号線、栗尾の集落から河原谷を詰めていく林道余野周山線である。しかし往時の道は周山の町はずれに東側にある殿橋から山道へ入って、京都府の射撃場がある峠付近へ通じていたそうである。もちろん私のような軟弱サイクリストは乗って行きたいので車道からアプローチした。
栗尾の集落から河原谷へ入る。さすがに北山、杉林が美しい。郵便配達員がカブで追い越していく。1車線道なれど道は間違いない。
河原谷の終着点、河原峠への分岐点を右に分ける。河原峠もあわよくばゲットしようと思っていたが、山道っぽいので余野坂を越えてから行こうと思って、キラーパスした。
道は山肌に取り付き、斜面をうねうねとトラバースしていく。ヘアピンカーブで方向が変わったと思ったら間もなく峠に到着した。登っている途中はそんな気もなかったし、旧道らしき道が合流した記憶はなかった。
道は何の変哲もない林道なので、峠といっても何もない。視線の先には京都府射撃場の広大な敷地が広がっていて無粋このうえなし。長居は無用。下るしかあるまい。
峠から見えていた送電線。あの下に河原峠への入り口があるはず。山家には稀なログハウス風の喫茶店(アッピアという古典車両展示場?)などをパスして送電線の下に来てみると、それらしき入り口は見つけたが道は廃状態。「しまった!峠からなら下りられたかも?」と悔やんでみても文字通りキラーパスだった。峠を越え直して、再アタックするほど私も執着は深くなかったのである(T.T)