焼土峠(やけっとう) 370m (2008.4.19) 地図
島根県浜田市金城町上来原と浜田市弥栄町門田の間にある石見中通り往還の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。 国道186号線の小国大橋のたもとに車をデポ。上記本によると、峠(明辻堂:あけつじどう)から山中に入り、深い谷の上を進んで周布川(すふがわ)の橋立橋付近へと下りていたそうだ。そして今は通ることができないとのことだ。 石見中通り往還(いわみなかどおりおうかん) 太田−才ノ峠−大森(岩見銀山)−大代−三原−谷住郷−船坂峠−追原−久佐−上来原−長安本郷−津茂−波田−日原−津和野 |
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小国大橋 |
で、峠の場所がわからない。第1候補として橋からすぐの地点、国道の最高点付近を注目した。
そこにある小屋の横からダート道が伸びていた。この道は辿れそうで辿れない、その微妙さといい、お堂のような小屋といい、ここなら信憑性も十分ある。でもこの小屋は単なる小屋でお堂などではなかった。
小屋の横から | ダート道が伸びていた |
そこで、少し北へ下ってみると、焼土峠のアベマキなる看板を発見。そこから入っていく道もある。これが地図に出ている林道と思われる。これは有望かも・・・
林道と看板 | 焼土峠のアベマキなる看板 |
そこでこの林道に突入してみた。両側から笹の侵略を受けたうえに路面は流水で掘り返されて岩が露出したえぐい道である。とにかく長くは走りたくない。すぐにピークらしきところを過ぎ、後は山の片斜面を登っていくようだ。まあ、この辺りが峠ということなのだろう。
峠付近? |
そんなことで、どちらが峠かも判別しにくいが、この辺りが峠ということは間違いない。 例によってGPSでログを取っておいた。旗を立てたところが小屋の場所、アベマキの看板地点、林道の峠と思われる場所である。 |
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GPSログ |