和名佐峠  259m (2008.4.17) 地図 

島根県松江市宍道町上来待しんじちょうかみきまち和名佐わなさ−雲南市大東町遠所だいとうちょうえんじょ
島根県松江市宍道町上来待和名佐わなさと雲南市大東町遠所の間にある湯町八川往還の峠で、現在は県道25号・玉湯吾妻山線となっている。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

才ノ峠から県道267号線でアプローチすると、鵯という場所を通る。鵯は「ヒヨドリ」と読む。冬場の餌が乏しい頃に椿の蕾や花を食い散らす文字通り卑しい鳥である(--;) 歴史的には源平合戦、鵯越の坂落としに出てきたね。


湯町八川往還(ゆまちやかわおうかん)
玉湯湯町
(玉造温泉)−和名佐峠−草尾坂(城ノ越)−大東−川井峠−八頭峠−土屋峠−亀嵩(かめだけ)−八川
町道鵯線はジツは湯町八川往還だったが・・・



写真にある町道鵯線、湯町八川往還であったが、その先の小さな峠に名前が付いてないようなので辿るのはやめにした。鵯から遠所に入ったところで県道25号線に合流した。合流点から和名佐峠はすぐであった。県道25号線は2車線道だったが、雨のせいか周りが鄙びているせいかしっとりとした風情があった。

県道25号線に合流 和名佐峠



その風情を助けているのは峠にある双体道祖神である。しかしコンクリート製の祠は1体用の祠に見える。その中に双体仏が鎮座しているのはいかにも窮屈そうだった(^^;)

和名佐峠の双体道祖神



和名佐の集落近くまで降りると、縦長の祠がいくつも置いてあった。一番小さな祠は空っぽ。そして大きな祠の中に入っていた。これらの祠は言うならばマトリョーシカって感じであった(^^;)

祠のマトリョーシカ



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