内津峠 250m (1999.12.12)

愛知県春日井市内津町−岐阜県多治見市富士見町


日本武尊が東方遠征の帰途、内津にさしかかったとき婚約者である宮簀姫の兄である建稲種命が駿河の海で水死したことを知らされた。そこで日本武尊が悲泣して「ああ現哉、現哉(うつつかな)」と言ったことから内津と称するようになったという。

峠には国道19号線のトンネルが2本掘られていて、峠はそのすぐ上にある。建稲種命を祀った内々神社のある内津の集落から旧国道の急坂を通っても今では容易に峠へ辿り着ける。岐阜県側の坂の中腹には長身の馬頭観音もあって街道の雰囲気が残っている。