土床坂(つっとこざか)  57m (2008.4.18) 地図 

島根県江津市(ごうつし)江津町本町−嘉久志町かくしちょう土床(つちとこ
島根県江津市江津町本町と嘉久志町土床の間にある山陰道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

旧名郷田(ごうだ)、現在の江津本町は江の川の舟運と西廻り航路の中継港であった。この町はずれから石畳のある急坂を登るのが土床坂である。
江の川



江の川の堤防から旧道へ入る。上江川橋の碑の前を通り、JR三江線のガードを潜って本町の町中へ入る。

JR三江線のガードを潜って本町へ 上江川橋の碑



本町はもともとの中心でお寺や古い町が残っている。Y字の三差路を真っ直ぐ行くのが山陰道である。

本町 Y字の三差路を真っ直ぐ行く


そして、どんづまり気味に出てくるのが土床坂である。下の方は石畳というよりも岩がむきだしになっているような感じである。それでも上の方は緊密になっていく。急坂だけあって本町から川向こうの山まで眺めが良い。

土床坂 石畳
上の方は緊密になっていく 本町の様子


上へ行くほど石畳は揃ってくる。やはり上の方ほど雨水の影響を受けにくいからであろうか?

土床坂(山陰道、江津市)
峠近く


峠近くまで来ると、90度向きを変えて車道に登る。車道造成のためにむりやり向きを変えたように思われる。

峠近く 峠の車道より



峠には「是より西濱田領」の領界標柱がある。

領界標柱



峠には土床坂を守る会による看板があったり、小さなお地蔵さん、単独のお墓とか色々なものがあってそれなりに楽しい。

峠の車道


GPSログ(旗の位置が峠)


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