蔦の細道・宇津ノ谷峠(うつのやとうげ) 210m (2001.3.20)

静岡市宇津ノ谷−志多郡岡部町坂下

   静岡市と岡部町を結ぶ道として日本坂トンネルは有名であるが、東名高速以前はここ宇津ノ谷峠が幹線道路であった。しかも江戸時代以前は蔦の細道・宇津ノ谷峠と呼ばれる山道が古道として利用されていた。

国道1号線の道の駅「宇津ノ谷峠」の西から山に分け入る。
   いきなりの階段状の坂をこなし、どんどん登らされる。もう担ぎ山サイの範疇である。途中、在原業平がどうとかという立て札が立っていた。
   峠はちょっとした広場でベンチが設置されていて西側の展望が開けていた。岡部側の下りは中腹までは乗れたり、押したりであった。
   麓の方に「猫石」なる珍妙な岩があって、その後また麓まで担ぎという山道であった。国道1号線が見えるところまでくると旧東海道との分岐点があって旧東海道の宇津ノ谷峠経由で宇津ノ谷の集落へ戻ると良い。