土湯峠(つちゆとうげ) 1240m (2008.5.26) 地図
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福島県猪苗代町横向と福島市野地温泉の間にある県道70号・福島吾妻裏磐梯線と県道30号・本宮土湯温泉線の峠である。 国道151号線の土湯トンネルの手前から旧道へ入る。磐梯吾妻スカイラインへのアクセス道に当たる県道70号線である。 |
母国道151号線から旧道県道70号線へ入る |
横向温泉から野地温泉とをストレートにつなぐ旧々道が分かれ、送電線づたいに1272mの旧々峠へ行っている。地図では破線で表示してあるし、天気も悪かったので行かなかったが、ダブルトラックで乗れそうな道らしい。
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県道70号線・横向温泉のあたり(ここらから旧々道が分かれている) |
途中で雨が降り出し、強風も吹いてきたころ峠に着いた。峠には「磐梯吾妻スカイライン・日本の道100選」の横断看板が掲げられ、なかなか豪快である。ここから有料道路で自転車でも150円。高校の修学旅行ではドピーカンで通ったし、こんな日に行く必要はない。
峠には国道だった頃の名残、ドライブイン土湯峠茶屋の建物が残っていた。すっかり廃屋となっていて、中に「廃墟の鳩」(ザ・タイガース)でもいたら一曲歌うところだが、外は吹き降りでそんな雰囲気は微塵もなかった(^^ゞ
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土湯峠 | |
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ドライブイン土湯峠茶屋 |
峠から下る。道幅は一車線。最初の温泉が出現。鷲倉温泉だ。温泉の後ろに稜線も見えるため、ここが野地温泉と思っていたが違った(ー_ー)。次に出てきた間欠泉のある大きな旅館が野地温泉だった。
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鷲倉温泉 | 野地温泉 |
野地温泉から少し行ったところに「小峠古戦場」の看板があった。書いてあるところによると、戊申戦争時、小峠に官軍、大峠(土湯峠であろう)に会津軍が対峙し、撃ち合いをしたとある。話を総合すると、土湯峠の戦いの後、母成峠の戦いへと進行していったわけである。
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小峠古戦場の看板 |
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そのまま下ると道も広くなり、土湯トンネルを出てきた国道151号線と合流した。 |
国道151号線と合流 |