津花峠(つばなとうげ) 678m (2011.5.25)  地図 2.5万図

宮崎県高千穂町押方ー五ヶ瀬町三ヶ所
宮崎県高千穂町押方と五ヶ瀬町三ヶ所の間にある国道218号線の旧道峠である。

高千穂町側から旧道を辿ると長大になるので五ヶ瀬町側からアクセスした。したがって高千穂町側から国道を登って、まず五ヶ瀬町に入った。
国道218号線で五ヶ瀬町に入った



津花トンネルを潜って下りだした所に旧道分岐があった。分岐点には下のような看板と標柱がある。この標柱には「九州島発祥の地五ヶ瀬町」と書いてあります。調べてみると、この近くにある『九州百名山の祇園山(1307m)は、今から4億3千年前に九州で最初に海面から顔を出し、九州島発祥の地と云われている。』そうだ。

津花トンネルを潜って 下りだした所に旧道分岐がある
旧道分岐点にある看板と標柱



旧道に入る。1車線である。路肩に錆びた旅程案内板が残っていた。「延岡と高千穂」かろうじて読める。旧道はけっこう急坂である。そのまま登っていくとヘアピンカーブというかスイッチバックのようなカーブがあった。そこを登るとトンネルに入る国道が見えた。

錆びた旅程案内板 旧道はけっこう急坂
スイッチバックのようなカーブ トンネルに入る国道が見えた


さらに登ると行き先に峠の鞍部が見えてきた。横が崖になった所を過ぎると行く手に大木と祠などがセットになった峠が現れた。

行き先に峠の鞍部 横が崖
大木と祠などがセットになった峠



祠の後ろに桧?の大木、祠の手前には水準点、そしてゆるくカーブした峠。雰囲気は最高である。

津花峠(国道218号線旧道)の水準点と石仏
五ヶ瀬町側から
高千穂町側から



この水準点、埋め込みではなく、石がむき出しになっている。カシミール地図によると678.6mらしい。そうすると峠の標高は680mと言いたいところだが、並びが面白いので678mにした。また横にある石仏は地蔵菩薩だろうか?祠に刻まれた文字は「肥後馬見原町連中寄進」である。馬見原町(まみはらまち)五ヶ瀬の下の方にある集落で肥後とあるように熊本県に属している。



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