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旧東山道では「科野坂（シナノザカ）」となっていて、日本武尊の故事にも出てくる古代からの難所である。 長野県側には源氏物語だかに園原の箒木（ははきぎ）というのが出てきたように、道中でも著名な地域であったようだし、岐阜県側には「強清水（コワシミズ）」「水又木（ミズマタギ）」などというそれらしい地名もある。 現在の林道は舗装になっていて、岐阜県側では1300ｍ付近から上は視界が開けて気持ちがよい。また頂上付近はクマ笹が生い茂る亜高山帯との境界でもある。 長野県側は南アルプスが遠望できるが、ところどころ沢の流れが道をクロスオーバーしているので注意して欲しい。 |