虎ヶ峰峠  600m (2007.11.16) 地図  

和歌山県田辺市秋津川(あきづがわ)大沢(おおぞう)−田辺市龍神村柳瀬
和歌山県田辺市秋津川大沢と田辺市龍神村の間にある県道39号・田辺龍神線の峠である。

田辺市中心部から会津川の谷を遡る。秋津川に入る前に山が迫った狭隘部がある。それが写真の奇絶峡(きぜつきょう)である。

秋津川の集落に入り、道の駅「紀州備長炭記念公園」などを横目にドンドン登る。
奇絶峡



峠に取り付く前に南部川(みなべがわ)水系と会津川水系との境にある尾根に到達する。尾根から峠や現道のトンネルが見える。そして峠道ははるか先にあるトンネルまで尾根を走っていく。ここで会津川水系から日高川水系に変わるわけだ。つまり虎ヶ峰峠は南部川水系と日高川水系の間にある峠なのだ。

虎ヶ峰峠
尾根から峠や現道のトンネルが見える



尾根を走って虎ヶ峰トンネルに到着。1992年に竣工したものでトンネルの入り口には龍神の絵が貼ってある。トンネルの横には峠へ向かうと思われる旧道が残っているが、厳重にフェンスが作られている。フェンスの下を潜らせたり上空を越すことはできない。となるとガードレールの外を通すしか手はない。ガードレールの外はしっかり覚えてないが崖だったと思う。だからまず自転車をガードレールの外からフェンスの向こう側に放り込み、自分の体はフェンスとガードレールを伝って向こう側に降り立つというプロセスを踏んだ(~_~)

尾根を走ってトンネルに到着 虎ヶ峰トンネル
旧道入り口にあるフェンス



旧道じたいは15年も経っているわりに廃が進んでなくて拍子抜けであった。もちろん「警笛鳴らせ」などの歴史を感じさせる遺物も懐かしく楽しめる道ではある・・・

旧道 「警笛鳴らせ」



そうこうするうち峠に到着。ここにも入り口と同じ厳重なフェンスがあった。やはり横の隙間を突破して龍神側に立つ。龍神温泉30kmの看板が残っている。

                   峠に到着 龍神温泉の看板



龍神側に下る。こちらも大して廃になっていない。すぐにトンネル現道との合流点に近づく。

龍神側に下る トンネル合流点に近づく



トンネルの上を越え、ヘアピンカーブを曲がってから合流する。そのカーブ地点で工事が行われていた。この工事の関係からか龍神側合流地点にはフェンスがなく、ラクチンポンであった。

ヘアピンカーブ地点の工事 合流地点
虎ヶ峰トンネル(龍神側)



最後に旧道部分のみ動画を撮ったので、ご笑覧あれ(^^;)

動画


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