テテガ坂・マコモ坂 700m (2002.6.16)コレクションNo.966 地図

岐阜県丹生川村町方向山−高山市松之木町


国土交通省のホームページ「飛騨の峠」出典の峠である。現地に行ってみたところ旧平湯街道の坂道であった。

丹生川役場近くの国道交差点より少し下から入る。山之口川を渡る橋場橋が一番低い地点(610m)である。そこから一気に登る道が見える。おそらくこれがテテガ坂(ざか)であろう。1車線程度の狭くて急な道だが車やモーターバイクが結構通る。今でも間道的に使われているのだろう。

坂の頂上はお墓になっていて、その先の交差点を左に登ると上野の丘陵頂上部である。高原野菜でも作っているようなビニールハウスが並んでいる。
マコモ坂の降り口 そのビニールハウスの中の道を南に辿ると丘の端に「旧平湯街道」の石碑と草付きの旧道があった。

国土交通省の「飛騨の峠」には小径のような記述はあったが「旧平湯街道」とは書いてなかった。これは思わぬ拾い物である。しかも下りだからダートでもどうってことはない。そして、ここがマコモ坂(ざか)と言われている場所なのだそうだ。
下り出すと草はなくなり、すぐに舗装になった。そして「馬頭観音」が現れた。しかし単なる馬頭観音でなく、木の両側に露出した大岩に彫った観音さんなのだ。この大岩には馬頭さんが2体、お地蔵さんが2体彫られている。どちらも上品な顔立ちをしている。


林の中を下って、四つ辻を越えたところに「一里杭」がある。五街道などの一里塚にあたるものだそうだ。しかし私は初めて見たなあ(^^ゞ

さらに下ると「車田」があった。車田とは円形の田圃のことで、稲も円形に植える。そのため田植えと刈り入れ時には必ずニュースになるのだが、高山の「車田」はここのことだったのか?

「車田」を過ぎると国道158号線と合流する。目の前に自動車学校があった。