寺山峠 838m (2008.10.12) 地図 

京都市右京区京北芹生町(せりょう)−左京区花脊(はなせ)別所町
京都市右京区京北芹生町と花脊(はなせ)別所町を結ぶ峠である。DCCのOBランで越えた。

芹生の寺子屋橋を渡ってそのまま登ると芹生峠、橋のたもとから灰屋川沿いに登っていくと旧花脊峠に到達するのであるが、下見のとき左側の谷へ迷い込んで雲取山方面まで行ってしまったとは前もって聞いていた。ところが実際に行ってしまった(--;)

このレポートはそんなケガの功名で寺沢峠をゲットしてしまったというお話だ。
川沿いの道へ(14:45)



スタートしてすぐのあたりでは林道工事をしていた。そのため横のシングルトラックを押していった。工事の場所によって対岸に渡った・・・

もともとの峠道は川の左岸をずっと登っている。だから対岸に渡った時点で道を間違ったらしい。しかし目的の谷に入る道や分岐があったことも記憶になく、単に工事のために渡らされたと思って進んでいたようだ(--;) でも・・・
どっかで間違ったようだね。

林道工事中、ここは合っていると思う(14:59) この辺りで既に間違っていたのか?(15:02)




以前やはりDCCのOB・喜八氏と旧花脊峠に来たときには道はダブルトラックだった。ところが今進んでいる道はシングルトラックだし丸太橋を何度も渡らされた。そこですぐにおかしいと気が付かなくてはいけなかった。25分後、私ゃオーバーローでチェーンをギヤとハブの間に落としてしまった。なんとか元に戻した後で何の気なしにハンディGPSをチェックしてみると・・・

じつは完璧にルートを間違ってる(15:03) オーバーロー(15:25)



「あ〜ら不思議!旧花脊どころか花脊よりはるかに北にいるで!」
山地図などと比較してみると我々は下見のときと同じ雲取山方面へ迷い込んでいることが判明。おまけに先発隊も後続部隊の気配もまったくない。我々の班だけがミスコースしているようだ(~_~) 本隊に連絡しようにもこの谷間は圏外でどうしようもない。このシチュエーションでは進むか退くか究極の選択を迫られた。

「戻ればまた相当時間がかかるね」
「ここまで来たら先の峠を越えた方が早いですよ」
その方が峠コレクターの私も嬉しい(^^;)
「でも峠の下りの道が酷い場合も考えられるで」

GPSのログ。旧花脊峠へ行くべきところを寺山峠へ行ってしまった(~_~)




そこで現役生の偵察隊を出して先方を探らせた。待つこと10分。

「すぐそこに分岐点があって峠はすぐみたいです」
「ふうむ、とりあえず行ってみるか?」
「その峠なら○○へ行くのに下りたことがあります。」
「じゃ、決定だな!」
分岐点(15:44)




寺山峠へは分岐から6分で着いた。山地図の時間より早い。そして圏外だった携帯にもアンテナが立った。本隊とも連絡がついた。先に行ってるとのこと。では下りるか!

寺山峠への道(15:47)
寺山峠(15:50)




花脊側の下りは斜面をトラバースしながらの急坂シングルトラックである。ムリすればたまに乗れるくらいのグッドコンディションであった。それでもドロップオフやスイッチバックもあってほとんど歩いて下りた。翌日筋肉痛が出たくらいだから相当な落差(直線距離約1km、標高差240m)だった。下りていくうちに尾根筋から谷間に移行すると傾斜はゆるやかになった。

ムリすればたまに乗れる(15:59) ドロップオフやスイッチバック満載のシングルトラック(16:02)
谷間に移行すると傾斜はゆるやかになった(16:04)



ようやく乗れるところまでなると、国道との合流点・花脊小中学校はすぐだった。ここで歓喜のゴォ〜ルとなれば良いが、本隊と合流せねばならないから続きはDCC OBランWの5をお読みいただきたい。

ようやく乗れるところ(16:11) 花脊小中学校(16:15)



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