反谷峠(たんだに)  370m (2008.10.30) 地図 

島根県奥出雲町横田加食(かじき−奥出雲町亀嵩(かめだけ
島根県奥出雲町横田加食と亀嵩の間にある県道156号・木次横田線・湯町八川往還の峠である。出典は「島根県歴史街道地図」樹林舎からである。

峠道は横田の町はずれで国道314号線から分かれて始まる。しかし、工事中とのことで実際は加食川沿いに入った。


湯町八川往還(ゆまちやかわおうかん)
玉湯湯町
(玉造温泉)−和名佐峠−草尾坂(城ノ越)−大東−川井峠−八頭峠−土屋峠−亀嵩(かめだけ)−反谷峠−八川
国道314号線との分岐



下の写真が加食川沿いに入った道と横田で分かれた道との合流点である。加食の六地蔵さんである。集落を越えて山間に入るところに石仏と板碑がある。

加食の六地蔵(10:12) 石仏と板碑(10:13)



加食側からはたいして登ることもないのだが、それでもちょっとした屈曲がある。

ちょっとした屈曲地点(10:16)


屈曲地点が終わると早くも峠である。ストレートラインで周りより少し下がっているだけの峠である。境界線でもないので看板の類は一切ない。

反谷峠(亀嵩側)(10:12) 反谷峠(加食側)(10:12)


峠から下る。ほぼ一直線の下りである。しかもJR木次線が横に並んで真っ直ぐ延びていくのが見えるのが凄い。

反谷峠
ほぼ一直線の下り(10:22)


木次線と並んでしばらく進むと踏切を渡る。

木次線と並んで下る(10:23) しばらく進んで踏切を渡る(10:25)



踏切を渡ったあと、線路と離れカーブしながら下ると、今度は木次線の橋の下を潜る。けっこう急坂である。

木次線の橋の下を潜る(10:26)



橋を潜ってすぐのところに看板がある。冬季通行不能の看板であるが、その先で道は亀嵩の国道432号線と合流する。

国道432号線と合流(10:23) 冬季通行不能の看板



ここが麓で合流点にある木立の中に写真の六十六部回国塔とお地蔵さんがあった。亀嵩駅がすぐそこというロケーションだった。

国道432号線との合流点(10:28) 六十六部回国塔とお地蔵さん(10:29)



もういちど峠を越えて車をデポした加食まで戻ってみると、写真のような列車が走っていた。ディーゼル機関車が牽引する客車2両だが、後ろが展望車のようになっている。

調べてみると、なんとこれが、トロッコ列車・奥出雲おろち号というのだ。まあ、遠目には大したことはないのだがね(^^;)

奥出雲おろち号(10:53)


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