宅野峠  75m (2008.4.18) 地図 

島根県大田市(おおだし)五十猛町赤井(いそたけちょうあかい)−大田市仁摩町にまちょう宅野本町
島根県大田市五十猛町赤井と仁摩町宅野本町の間にある山陰道の峠である。出典は「定本・島根県の歴史街道」池橋達雄監修からである。

五十猛町赤井側からも旧道がありそうだったが、峠までは行けないらしいので宅野の町から登った。
宅野の町から登り出す(14:00)



凄い傾斜の登り始めから少し行くと、地蔵などが祀ってある所があり、その先で道は草付きダートに変わる。そしてそのまま一貫してダブルトラックが続く。

地蔵などが祀ってある(14:01) 道は草付きダートに変わる(14:02)
ダブルトラックが続く(14:05)



かなり登った所にお墓のようなものが立っていた。横の標柱を見ると「石州角力頭取 大和川清八」とある。石見に勧進相撲があったのか?頭取とは何か?ネットで調べてみてもこの人物のことはわからなかった(ー_ー)

「石州角力頭取 大和川清八」の墓?(14:08)


そこからすぐの所が峠だった。峠には井戸平左衛門頌徳碑があった。ところで井戸平左衛門って?・・・(下記写真参照)・・・
甘藷といえば青木昆陽しか知らなかっただけにショックである。しかし、よその地で青木昆陽の石碑に気が付いたことはないが、井戸平左衛門の碑がこの地方だけで490もあるとは尋常ではない。たった2年の任期でそれだけの人気を博すとは驚異である。

宅野峠(14:10)


その先、五十猛側に道は続いていたので下りていけそうに思えた。しかし「定本・島根県の歴史街道」には行けないと書いてあるのでそのまま帰ることにした。

GPSログで確認してみても、五十猛側の道は地図上でも峠の先で途絶えている。下りていかないで良かった(--;)

GPSログ(宅野峠と才が峠)


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