大洞峠 172m (2000.12.9)

多治見市大洞−多治見市東町


江戸時代、五街道のひとつ中山道は東濃では今の19号線と違い北方の山中(琵琶峠など)を通っていた(上街道)。それに対して多治見・土岐・瑞浪という陶磁器産地を通って名古屋へ向かう道は下街道といい、山坂が少なかったので通行量も多かったという。神明峠・大洞峠も多治見と土岐の間にある丘を越える峠なのである。

神明峠から多治見側に下りていった所が大洞であるが、そこからまたちょっとしたピークを越えて多治見市街に下りていく。そのちょっとしたピークが大洞峠なのだ。しかし、ここは4車線国道のど真ん中。郷愁もへったくれもなく危ないだけの場所であった。