立峠(たちとうげ) 1030m (2001.8.24) コレクションNo.738 地図

長野県東筑摩郡本城村乱橋−東筑摩郡四賀村(しがむら)会田
長野自動車道の豊科ICと筑北PAの間にある会田トンネルの上にある峠である。松本と長野を結ぶ北国西往還(善光寺道)にあたり、石畳が残っている。

東海北陸自然歩道の標識に従い乱橋の集落から登る。集落内を一直線に道が登っていく。劇坂である。家が途切れると車道が道を横切る。その先は草付きの道。先は見えないので、たまらず車道にエスケープする。

   石畳道との分岐点
車道は緩くカーブを切って登る。どこかで旧道と出会うはずだ。しかしその形跡もなく石畳道との分岐点が現れた。車道は花川原峠へ行く林道とのことでここで石畳道へ入る。石畳はあまりに整備されていて乗りにくい。大カーブを登ると長いストレートがある。「立峠の石畳」看板もあって歴史のお勉強ができた。

     長いストレート
立峠の石畳
       「立峠の石畳」看板
ヘアピンを曲がって短いストレートが終わるとダートに変わる。台風通過後の軟弱路面である。何とか止まらないように軽めのギヤ比で乗っていく。途中に摩滅したお地蔵さんがあった。ほどなく峠に到着したが、ずっとダブルトラックで4輪が通った跡もあった。
峠は10×20m四方の広場になっている。峠の茶屋があったらしい。そして峠の看板もあって、ここは登り甲斐があった。峠からは四賀村の集落が展望できて気持ちがいい。
しかし四賀村側の下りはこれまでと違いシングルトラックでショートターンのスイッチバックというMTB山サイバージョンの道なので先ほどの花川原峠の道へ戻って林道でこの山塊をクリアすることにした。

馬頭観音の後ろで旧道が合流
しかし林道を越えて良かった。四賀村側の相当下った所、馬頭観世音があるところで立峠の旧道が合流してきた。案の定草付きのチョー劇坂であった。他にも「うつつの清水」のような街道の遺跡があった。