炭焼田峠(すみやきだとうげ) 210m (2020.11.26) 地図 2.5万図
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愛知県新城市下吉田北戸合と静岡県浜松市北区引佐町田沢の間にある国道257号線のトンネル上の旧峠である。 基本的に新戸川(あらとがわ)の谷を遡る。この谷を利用しているのは国道257号線と新東名高速道路である。 |
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国道257号線、新城市下吉田地内 |
その国道257号線をゆるやかに登っていくと、国道をまたぐ新東名の高い橋脚が見えてくる。新東名を潜って1kmも行かないうちに旧道との分岐点が現れる。行先の距離表示看板と浜松いなさICの看板があるからすぐわかる。国道をそのまま進むと炭焼田トンネルを潜ることになる。
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新東名高速道路の橋脚 | 旧道との分岐点 |
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旧道との分岐点 | 炭焼田トンネル |
峠を目指すため旧道に入る。旧道に入って200mほどのところに新戸川の谷筋の道から分岐して峠へ向かう橋がある。橋の向こう側には通行止めのプレートが設置してあり、今はなき鳳来町(ほうらいちょう)の文字があった。鳳来町といえば「仏法僧(ブッポウソウ)」の鳴き声で有名なコノハズク(ミミズク)がいる鳳来寺山があるのだが、平成の大合併で新城市と合併したので、こんなところに名残があるのに感激した。
旧道は落ち葉散り敷きの道で、今来た道の対岸を進んで国道脇まで戻っていく。
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旧道 | 途中の分岐から橋を渡ると・・・ |
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通行止め標識が鳳来町 | 落ち葉散り敷きの道 |
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国道脇まで戻っていく |
舗装されてはいるものの、草木も繁茂して路面がだいぶ浸食されている。国道脇に戻った旧道は炭焼田トンネルを見ながら登る。振り返れば国道のカーブも見えている。
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国道脇の旧道 | ||
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炭焼田トンネルを見ながら登る | 下には国道 |
そのまま登ると、さらに草木の浸食が半分近くになる。峠手前では木に日差しを遮られて暗いせいか路面が良くなっているのが面白い。
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草木の浸食が半分近くに | 峠手前 | |
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峠付近、カーブミラーが見える |
そうこうするうち峠に到着。
峠は片方が崖の切り通し、片方が林になっていて、道幅がそれまでと較べて倍くらい広い。ここで車通しの離合ができるようにしたのだろう。また峠が県境になっている証拠に愛知県鳳来町の境界板が残っている。また静岡県側に水を引き入れたバスタブが置いてある。何のために置かれているのか?水飲み場とかオーバーヒートを起こした車の給水ポイントだとかの類だろう。
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峠(浜松市側から) |
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水を貯めてあるバスタブ |
静岡県側の旧道も降りていけそうだったけど、ちょいと疲れていたのもあって探索せずに戻ってしまった。
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静岡県浜松市側、降りていけそうだった |
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