賤ヶ岳(しずがたけ)登山

    
(2009.4.5)   更新 2009.4.19  地図
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仮想・屋久島・宮ノ浦岳のためのトレーニング第2弾は、滋賀県にある賤ヶ岳(しずがたけ)に登った。ここは秀吉vs勝家による賤ヶ岳の戦いがあったところだが、琵琶湖と余呉湖を隔てる山で景色が良い。



季節柄、青春18切符が使える最終土日ということで、今回はここ、賤ヶ岳にした。だからふつうなら車だが、今日はJRで来ている。そのため登り始めは10時半過ぎというかなりスローペースである。
賤ヶ岳の麓付近(10:44)
賤ヶ岳観音堂登山口(10:56)



観音堂登り口から登り出す。観音堂というだけに登りだしてすぐに小さなお堂と鐘楼がある。お堂はそのまま通過。次の鐘楼で・・・
山の会の隊長「これ突いてもいいんやろか?」 私「いいんじゃね」
実行力満点の隊長、早速鐘を突く。バリトンのいい音色だった。
観音堂と鐘楼(10:57) 鐘を突く(10:58)



山道といっても車が通れるくらいのダブルトラックで幅が広い。それに傾斜もゆるい。皆の足取りも快調だ。
今年の桜は早くから咲き出したけれど、湖北の桜も見頃を迎えているようだ。
山道はダブルトラック(11:14) 桜も見頃(11:18)



山の中腹あたりに来た頃、中川清秀の墓があった。賤ヶ岳の戦いで戦死した秀吉方の武将である。コースから少し登り返した大岩山山頂付近にある。お墓の建立が百回忌となっている。豊臣側の関係者は徳川の時代には肩身が狭かったのだろうか?
中川清秀の墓(11:28)
五輪塔など(10:23)



お墓の先には「中川清秀、首洗いの池」とかあって、戦いの凄まじさが伝わってくる。また佐久間盛吉が敗退したとき、秀吉が陣取っていた場所、猿が馬場とか史跡が多い。
首洗いの池(11:39) 猿が馬場(11:42)



そうした尾根歩きをするうち、だんだん斜度も増してくる。振り返ると余呉の湖がきれいに見えるようになってくる。
斜度が増してくる(12:03) 山頂も近い(12:14)



そして最後の急登を終えると山頂である。そういえば、この尾根筋の道は山本山歩道と言うらしい。お茶漬け海苔みたいやあ(^^;) 山頂からは南方の伊吹山・霊山(りょうぜん)あたりも見えている。賤ヶ岳七本槍という言葉もあるが、ここには敗残兵と思われる疲れ切った兵の像があった。
山頂の看板(12:19) 余呉湖
伊吹山・霊山も見える(12:21) 敗残の兵


山頂までの動画




何にしてもお昼も遅くなったので、山上ランチである。今日が誕生日というI君、持参のワインで乾杯である。コングラッチレーション!そして集合写真を撮って下山開始。
山上ランチ(12:42) ワインで乾杯
集合写真(13:24)



登った道とは90度北へ向かい、琵琶湖方面へ下る。これから下りていくのが琵琶湖と余呉湖との間の峠、峠コレクションのNo1032飯浦越であるから、尾根道の右側には余呉湖、左には琵琶湖が見えて、展望が開けた尾根道である。
琵琶湖方面へ(13:36) 下り出す。左に琵琶湖
右に余呉湖が見える(13:36)



そんな風に飯浦越へ下り、さらに国民宿舎・余呉湖のとなりに下りてきた。そこからのどかな湖畔を半周して余呉駅へ。春の賤ヶ岳登山が終了した。
湖畔のこぶし(14:11) のどかな湖畔を半周(14:40)



下山の様子も動画を撮ったので・・・






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