四郎ヶ野峠(しろがねとうげ) 500m (2005.10.20) 地図
高知県東洋町野根と北川村安倉の間にある国道493号線の峠で、大和朝時代から続く野根山街道の峠でもある。押野の集落
国道は旧道と違う道筋のようで、中腹のカーブには「左手ヶ坂」や「芝御茶屋の段」などの看板があった。
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「左手ヶ坂」の案内板 |
峠は何ということもない場所だが、旧道はここから屋根伝いに2つ峠を経て奈半利へ向かうという。ずいぶんスケールの大きな峠道だ。
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峠 | 峠の案内板 | |
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野根山街道 |
この峠、「しろがのとうげ」ではなく「しろがねとうげ」と読むのだという。となると「四郎ヶ野峠」は漢字が入ってきたときに当て字したものである。
では「しろがね」とは何ぞや?普通は「白金」とか 「銀貨」であろう。こんなところで鉱物の線はないだろうと思ったら奈半利鉱山があるらしい(ー_ー)
近くの室戸岬(ビデオあり)にある第二十四番霊場・最御崎寺も金鉱に関係あるとされる虚空蔵菩薩が本尊であるし、四国八十八ヶ所付近に鉱山があるとか空海が国家から中国へ留学させてもらえるようにしたのも鉱物採掘の利益によってとの推説もあるくらいで面白い話である。。第二十四番霊場
しかし野根山街道という名前にも出てくるように「ね」は峰、すなわち山であろうと私は思う。また「さでがさか」の左手も当て字であって、意味は不明だが左肩云々は漢字にもたれた創作のように思われる。古文書にでも載っておれば謝るが・・・