恵比寿峠 605m (2004.6.13) 地図

岐阜県郡上市高鷲町(たかすちょう)向鷲見(わしみ)−高鷲町二声(上野)
郡上市高鷲町向鷲見と二声の間にある白川街道の小さな峠である。

正ヶ洞(しょうがほら)で白川街道は2つに分かれる。西は穴洞から西洞を経て、蛭ヶ野峠(蛭ヶ野高原)に至る国道の道。東は向鷲見から鷲見上野(上野高原)へ向かう道で、恵比寿峠も後者にある。
正ヶ洞の分岐点(10:14)



右折(東)し、新しい橋を渡らないで、真ん中の道を進む。突き当たりを右折し、宮ヶ瀬橋を渡る。当時は宮ヶ瀬橋よりやや下流で長良川を渡っていたようだ。川を渡ると左折し、高鷲小学校前の信号を直進する。
向鷲見側から宮ヶ瀬橋を見る(10:16 高鷲小学校前(10:18



信号を越えて、長良川沿いに少し行った所に岩高番所跡がある。ペンション「ゆきんこ」の真ん前だ。標柱には向鷲見口番所跡と記してあった。対岸の中洞にも中切番所があったというから、麓付近で街道の往来を取り締まっていたわけだ。
向鷲見口番所跡(10:22)


街道は長良川沿いにさらに進む。洞門を抜け、長良川の支流・鷲見川の谷を登る。高鷲斎場(上野方面への道、現在は途中で道がなくなっているようだ)への分岐を過ぎて、少し行くと恵比寿峠に到着する。
峠は右方向(10:27)



峠にはトンネルが掘られていたそうだが、現在は掘り割られてしまったため、峠というより切り通し状の登り道になってしまった。また地蔵菩薩が3体あるとのことだが、2体しか安置されていなかった。
恵比寿峠(10:31 地蔵菩薩




街道は大滝橋の手前100mくらいで鷲見川を渡り、対岸のソヨギ地区から一谷伝いに鷲見上野へ登った。現在道は判然としていないらしい。
大滝橋の手前付近、高速のガードが上空にかかる(10:37)



                        

                地図


仕方がないので、そのまま鷲見川の谷を遡り、通称「やまびこロード」まで登ってから上野高原に出て、高原を縦断した。牧歌の里の近くに「白川街道跡」の標柱があった。
「白川街道跡」の標柱(11:20)