岩手県久慈市宇部町下戸鎖−久慈市山根町　

		岩手県久慈市宇部町下戸鎖と山根町の間にある県道２９号・野田山形線、旧野田街道の峠である。 久慈市野田町、すなわち太平洋側（東側）からアクセスした。とりあえずは２車線道が続く。

大葛付近で道は１．５車線になった。少し行くと昔の市町村境になる。峠状にはなっているが、名前はない。この尾根を越えると宇部川の谷筋に入る。

１．５車線になる
旧市町村境付近

峠直下まで来ると、ヒメボタル生息地と宇部川源流の看板がある。そして屈曲を登ると竹倉部林道のゲートがある。

ヒメボタル生息地と宇部川源流の看板		竹倉部林道のゲート

そしてその隣が白石峠である。峠には「塩の道　野田街道」の標柱が立てられている。またすぐ先には「白石峠一里塚」の標柱も立てられていて、由緒正しき街道であったことがわかる。

白石峠

野田と盛岡を結ぶ「塩の道（野田地方の特産である塩・鉄・俵物海産物等の輸送ルート）」については、野田を起点として白石峠−下戸鎖−平庭峠−葛巻−黒森峠−尾呂部−沼宮内−盛岡を結ぶ野田街道と、旧小本街道から岩泉−早坂峠−藪川を経て盛岡へ至る本野田街道の二つのルートがあったそうだ。一里塚があるのも頷けるというものだ。

峠から下る。こちら側はけっこうなクネクネ道で、ヘアピンカーブや急カーブがちょいちょいあった。

１．５車線になる
		下戸鎖の町

		下戸鎖と山根町の町から県道７号線で大月峠を越えて安家洞方面へと向かった。
下戸鎖の合流点手前

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