白浜峠(しらはまとうげ) 204m (2012.6.9) マピオン地図 2.5万図

岩手県宮古市音部(おとべ)−宮古市白浜

岩手県宮古市音部と白浜の間にある県道41号・重茂(おもえ)半島線の峠である。県道41号・重茂半島線には何個か峠(猫石坂・寺地越・寒風峠)があったが、ここ白浜峠が半島先端部に最も近い横断部分となる。

国土地理院とマピオンで峠の位置が違う。現地でも少し迷った。サイクルナビがマピオンに準拠してるからね。

宮古市石浜



石浜のバス停を過ぎ、海岸部に降りると、(地図参照)石浜も津波の被害からは免れなかった。海岸部はきれいさっぱり洗い流されてしまっている。山側の民家跡には燃やしたりできない石などが積んで残してあった。集落の外れ、神社横から隣の集落まで小さなアップダウンが始まる。

石浜バス停 石浜の海岸部
海岸部の被害 神社横から隣の集落までアップダウン



この坂を登って下りると千鶏(ちけい)に到着(地図参照)。けっこう壮絶な風景である。山手にある小学校は残った。しかし、それは建物が堅牢だったからである。学校よりやや高い所にある左の民家は健在だ、その取り付け道路は真新しい土になっている。その高さまで津波が到達していたわけである。この辺りはまだ山田湾付近で半島先端部へはまだまだアップダウンがある。

千鶏の集落
宮古市熊平の標識



さらにアップダウンを繰り返していくうち地形的にも峠と思われる地点が現れた。ところがそこに分岐があった。分岐したところには廃バスを利用したバス待合所が設けてあった。分岐点には「閉伊崎とか月山」の標識もある。閉伊崎・月山方面が上っているので入ってみた。すると陸中海岸国立公園の看板とともに月山頂上への分岐があった。当然登っている。しかし、冒頭のマピオン地図とかそれを元にしたサイクルナビによると、この道に入ったところが峠としてあるのだ。

そこで国土地理院の2.5万図地図ロイドで確認してみてやはり、先ほどの分岐が峠と確信した(この手の手法、わがブログを参照)。

峠(音部側から) バス待合所
峠の分岐 月山への分岐



ということで白浜峠である。先ほどのバス待合所のお客が乗るバス停「月山登山口」がある。

白浜峠
白浜峠(音部側から)
白浜峠(白浜側から)



峠から下る。ゆったりとした峠道である。白浜の集落には選挙ポスターが貼ってあった。海岸線にはシーサイド海幸苑があった。作り直したのだろうか?ずいぶんきれいである。そこから海岸線を辿り、宮古市の入り口・津軽石に着いた。

峠から下る
白浜地区 シーサイド海幸苑
海岸線 津軽石



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