繁見坂(しげみざか) 206m (2008.11.29) 地図
京都市左京区岩倉村松町と静市静原町の間の峠である。 坂原峠から下りて、岩倉より静原へ向けて登り返す。岩倉川を渡るところにお地蔵さんが祀ってあった。 |
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岩倉上蔵町地内(11:24) |
岩倉川を遡る。ゆったりとした道でのどかである。勾配が急になった所にため池があった。権土池(ごんどいけ)だ。岩倉具視が村に幽棲していた頃、村民に庇護され危害を免れたため、明治9年に岩倉がその恩義に報いるため村に参百円の寄付をした。村人はそれを記念して用水池を造り、「ごんぞう」(池造り人足)の名を冠し、加恩の池としたとのことである。
岩倉川を遡る(11:25) | |
権土池(ごんどいけ)(11:31) |
池の上にある特養老人ホーム・洛翠園脇を抜けて登っていくと、佛教大学の岩倉総合グラウンドがある。峠道はその先へ向かう。いよいよ山間に入る。
洛翠園(11:32) | 佛教大学グラウンド脇(11:36) |
グラウンド脇(11:40) | 山間に入る(11:41) |
少し登ると、分岐があった。左方はゲートがあり、右方は締まった道だった。地図や立て札からするとゲートのある左方が峠道である。箕裏ヶ岳へ行くのも峠道方向である。では右方はどこへ行く道だろう???
分岐を左へ(11:45) |
分岐から少し登ると、もう峠である。峠には山作業をする軽トラが入ってきていた。峠は西南の山からの道と箕の裏ヶ岳への道の合流点になっている。
峠、静原方向(11:48) | |
峠、岩倉方向(11:48) |
静原への道は草が繁茂して廃が進んでいる。中腹はさほどでもないのだけれど、麓近くで、まっすぐ下る本来の峠道はロストしてしまった。そのあたりで道を探してウロウロしていたら、家族連れのハイカーが等高線沿いのトラバース道で採石場の上手へ出る道があると教えてくれた。
廃が進んでいる(11:54) | 中腹はさほどでもない(11:55) |
本来の峠道はロスト(11:57) | 等高線沿いのトラバース道(12:07) |
ということで、上流側へトラバース、一度登って少し下ったら、静原の道へ出られた。フェンスが張ってあって、その隙間から出入りできるのだ。
静原の道へ出られた(12:08) | フェンスの隙間から出入りする |