四手峠(しでとうげ) 167m (2017.11.17) 地図 2.5万図

高知県四万十町昭和
高知県四万十町昭和の国道381号線三島トンネルの上にある峠。四万十川の潜入蛇行をショートカットするためにできた峠である。

あらためて地図を見て気が付いた。ここから少し上流に行ったところがブラタモリでゴムボートに乗った撮影場所だったことに・・・

乗ったとき後ろに見えていた堂が森という山が川下りをするうち行く先に見えてくるという不思議。四万十川が潜入蛇行しているために起きた現象だった。

もうひとつ気が付いたのは、ここ土佐昭和(駅)の上流に土佐大正(駅)という地名もあることである。
国道381号線から斜めに峠道(右)へ


三島トンネルを出た辺りからすぐに国道381号線から峠道に入る。民家横を急登する。四万十川と並行して登る。中腹にあった何かの作業所を過ぎると、ヘアピンカーブで向きを変えた。

民家横の急登
 四万十川を横目に登る 何かの作業所
 
 ヘアピンカーブ  


向きを変えて登っていくと道が分岐し、一方は柵で閉鎖されている。その柵に射撃場の看板が立ててある。こんな山中で射撃訓練場があるなんてビックリで、秘密の匂いがした。そこを横目に進むとお墓が現れた。

閉鎖された道には射撃場の看板が
 
  お墓が現れた 


道に沿ってお墓が何基か立てられている。ご家族さまはお彼岸やお盆、命日などにはお参りに来るのだろうか?所々車がとめられそうな場所はあるし、お墓も現役っぽいのでそういう営みは続けられているのだろう。

道に沿ってお墓が何基か立てられている
 


お墓からさらに進むとちょっとした鞍部が現れた。峠のようである。

ちょっとした鞍部
 
峠だ!


峠は崖を切り崩した切り通しになっている。潜入蛇行した川筋よりはここを越えた方が近道かもしれない。当時の峠は現在より10m以上は高いので、川面から標高差80m程度は登る峠だったろう。また先ほどの射撃場の道が旧道峠だった可能性もある。である場合標高差はさらに20m加わって標高差100m以上になる。その代わり両岸を結ぶ山道の距離は1km程度であろう。

ところが川岸の道路を行くと(突端に四手崎という地名もある)峠の麓同士をつなく距離は5kmほどになる。峠道ならゆっくりでも30分、川沿いなら1時間以上かかることになるだろうから昔の人がどちらを選択したかは自明の理である。

 峠は切り通し  
 
反対側から


現在の峠の反対側には道が2本あった。どちらもあまり使われてないような感じなので探索するのはやめて戻った。

車道っぽい こちらはシングルトラックか
 



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