七竜峠(しちりゅうとうげ) 160m (2017.5.19) 地図 2.5万図

京都府京丹後市網野町磯(いそ)-塩江(しおえ)
京都府京丹後市網野町磯と塩江の間にある府道665号・浜詰網野線にある峠。

地図には全く載ってないこの峠を盟友cancanさんが教えてくれた。いつか行こうと思っていてやっと訪れることができた。

京丹後市網野町の中心地から西進。浅茂川地内からアクセス。切り立った海岸線をクネクネと走っていくと左のような岬があった。
突端に凄いものが・・・    


道端に立てられた看板には「子午線公園 最北子午線塔(さいほくしごせんとう)」とある。松本清張の「Dの複合」でここ丹後半島付近に子午線が走っていることは知っていた。そんな関係でブログでも話題にしたことがある。しかしその象徴であるモニュメントがあるとは思ってなかった。そこで突端まで歩いていってみた。確かに最北端の塔が建てられていた。そして「日本標準時、東経135度、北緯35度41分」の碑もあってさいはて感のある場所だった。

「子午線公園 最北子午線塔」の看板 浅茂川方面の屈曲
子午線最北端の塔 東経135度北緯35度41分の碑


子午線塔から降りていくと磯の集落があった。何の変哲もないと思っていたら集落内に「静神社」の看板があった。それは源義経ゆかりの静御前生誕の地なんだという。生誕はともかく、晩年を過ごしたとまで言われると創りすぎと思ってしまう。

磯の集落内に「静神社」の看板があった 静神社
 
 案内板  


集落を過ぎると峠への登りである。といっても海沿いのアップダウンのひとつくらいの感覚でしかないのだけれど、そんなふうに登っていくとカーブの向こうにそれは現れた。

峠への登り
 
カーブの向こうに 


こんな何もない道路に唐突に現れた看板。「みどりの一里塚 七竜峠ロードパーク」そして反対側には「七竜峠展望台」の看板。所在地は網野町塩江になっている。

七竜峠  
   


写真のように広場になっており、車10台分くらいの広さはあるがトイレがない。それでも移動式トイレは設置してあった。この日曜日には「丹後大学駅伝」が行われるとのことで、テントが幾張りもあるところを見ると中継地点になるらしい。関西学生陸上連盟となっていた。またここには昔から七竜神社があったらしく、それなりに歴史があるみたいだ。

ロードパーク 七竜峠と七竜神社の看板


塩江側に降りる。途中で五色浜園地の標柱があったり、観光地っぽくはある。塩江の集落が麓ということになるが、小さなアップダウンが続き浜詰(夕日ヶ浦温泉)あたりまで行かないと麓感は出なかった。

下りだす 五色浜園地
麓近く  塩江の集落



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