新穂峠 935m (1998.12.23)

岐阜県揖斐郡坂内村諸家−滋賀県坂田郡伊吹町甲津原


坂内村から滋賀県伊吹町へ抜ける峠のひとつである。

諸家から揖斐高原へ行く道と分かれて新穂谷を遡る。諸家の集落を過ぎると人の気配は殆どなくなる。林道は舗装されているものの北側斜面であるせいか、ところどころ路面凍結していて危険きわまりない。対面の山は落葉広葉樹林一色で弱い冬の陽を浴びて照り輝いている。

道は本谷にそそぎ込む支谷を巻きながら登っていく。峠直下まで林道は続いているが、峠に辿り着くには5mほど崖を登らなくてはならない。林道建設によって本来の峠道がぶったぎられてしまったのだ。仕方なく自転車を担ぎ、露出した木の根にぶら下がって峠へよじ登った。

峠はランチスポットができる小空間で、何より新穂峠の看板が3つも設置してあるのには感激した。そして甲津原側にはよさげなシングルトラックが口を開けている。しかし逆コースからの探索では途中で道をロストしたので完走はできていない。