仙ヶ岳・宮指路岳登山

    
(2009.3.29)   更新 2009.4.1  地図


仮想・屋久島・宮ノ浦岳のためのトレーニングとして、鈴鹿山系の仙ヶ岳(せんがたけ)と宮指路岳(くしろだけ)に登った。

まずは御幣川を遡り、小岐須渓谷の小岐須キャンプ場の上にある林道終点の広場まで車で入った。
林道終点の広場(9:15)



林道終点といっても林道じたいはまだ続いていて、車が入れるのがここまでということである。早速準備をして通行止め標識を越えて歩き出す。ゆったりとした道を歩いていくと「仙ヶ谷」の通報ポイントが現れる。砂防ダムを前にして傾斜が急になる地点である。しかし、今日は寒い。広い場所に出ると風が冷たく感じられた。
通行止め標識を越えて歩き出す(9:16) 「仙ヶ谷」の通報ポイント(9:38)



道は林道から山道になり、気持ちの良い行程が続く。仙鶏尾根への分岐に着くまでには寒かった体も温まり、第2ポイントで上着を脱いで臨戦態勢をとった。
仙鶏尾根への分岐(9:55)



分岐前後から道は急になり、沢を渡ったりしながら登っていく。大岩がある地点は第7ポイント。表示も小社峠になっているが、まだ峠ではない。これからが本当の急登になるのだ。スイッチバック地点にある木につかまったり乗ったりして登る。
「いたたぁ!」
下の人がつかまった手を上の人が踏んでしまった(~_~)
さらに上に行くと、間伐?した木が散乱していた。間伐しても運び出せないので自然に朽ち果てるのを待つのだろう。
渡河作戦(10:08) 第7ポイント(10:21)
つかまった手を上の人が踏んだ地点(10:23) 間伐?した木が散乱(10:35)



そして第8ポイント。周りは明るい。もう峠は近いのか?稜線の空が木の間越しに見えてくる。
第8ポイント(10:39)
最後の急登(10:39)



最後の急登を終えると峠に到着。峠おやじとして記念撮影をしてもらう。峠は裸木が林立する殺風景なところであった。
小社峠(10:42) 峠おやじの記念撮影



峠から稜線づたいに仙ヶ岳に登る。稜線上はさすがに寒く、道にはところどころ霜柱ができていた。山は笹原と灌木の集合体で見晴らしが良い。東を見ると伊勢平野が一望である。
仙ヶ岳に登る(10:57) 伊勢平野が一望



仙ヶ岳まで一気登りかと思いきや、2つほどピークを上り下りして、いよいよ仙ヶ岳の頂上に到着である。標高961m。歩き始めが450m地点だから約500m登ったわけだ。東と北側の展望が良い。鎌ヶ岳や御在所岳などが見える。
仙ヶ岳西峰頂上(11:02)
集合写真



頂上に長いこと居ても寒いだけ。昼食も次のピーク宮指路岳の方が良いだろうと早々に下り出す。北方の山並みが素晴らしい。しかし稜線上は風当たりが強い。どんどん風が強くなっていくのがわかる。そして道は細くアップダウンはますます激しくなる。それに鈴鹿の花崗岩が風化したもろい土が足下を滑らせるためにとても神経を使う。

どうも他のサイトを見ると、仙ヶ岳と宮指路岳の間には犬返しの険だとか三体仏岩とか東海展望の岩峰などがあるらしい。岩場は険しく、足下は風化したザラ砂で滑りやすいし、おっかなビックリで歩いた。
下り出す(11:10) 稜線上を行く(11:36)
犬返しの険?(12:04) 御在所岳か?(12:14)



そんな稜線上のアップダウンに飽きた頃、宮指路岳に到着。なんでこれで「くしろだけ」と読むのか?漢字だけなら「みやしろだけ」だろう?看板を見ると「946」これは標高かい?ショーもな。駄洒落でネーミングされたら、かなんなあ(~_~) それに山頂というのに隊長はさっさと通過。もちろんこんな吹きさらしで休憩したくないし、昼食をとるにも風が来ないとこにしたい・・・
宮指路岳(12:27)



宮指路岳から少し歩いた地点に奇妙な岩があった。そしてその近辺に展望の良いポイントがあって、その東斜面がゆるやかで風避けができる所だった。そこで食事をとることにした。ひょっとするとここが東海展望だったかもしれない。

食事後、宮指路岳頂上へ戻り、ケヤキ谷方面へ下った。稜線から下り出すと道はとたんに普通の山道になる。
三体仏岩?(12:28) ケヤキ谷方面へ下る(13:31)
普通の山道になる(13:42) (13:58)



どんどん下り、カワラコバ谷コースと書いてある分岐点に来た。小岐須峠を経て宮指路岳と書いてある。我々は小岐須峠もカワラコバ谷も通ってないから、ケヤキ谷を通って、この合流点へ来たのだろう。ということで、あと少し下りたところで登り口に出た。
カワラコバ谷コース合流点付近(14:27) 林道近く(14:32)



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