笹方峠 573m (1997.6.1、1998.4.12、1999.3.22、1999.3.26、2004.5.22) 地図 2.5万図

岐阜県郡上市八幡町小那比(おなび)野々倉−郡上市八幡町洲河すごう
郡上市八幡町小那比と洲河の間にある峠である。ここは長良川水系と木曽川(飛騨川)水系を分ける分水嶺になっている。

小那比から小那比川を遡る。大峠への分岐までは2車線路が完成してしまい「日本真ん中茜街道」なんて、貧乏くさい名前が付けられている。日本の人口中心が年々東に移動することから、そのお裾分けにあずかろうという魂胆がミエミエだ。小那比(おなび)という奥ゆかしい地名があるのだから、そのままでいいじゃないか?私はこの地名が大好きなのに。
嫌な看板(13:17)



小那比小学校前の大杉を見たりして、大峠との分岐、曽利まで来ると、廃校になった中学校が残っている。小那比川沿いに進路をとる。そこから道は川に深くえぐられた渓流沿いの道になる。上流の野々倉(ののくら)へはこの谷沿いの危険な道より、大峠を経由する道の方が安定していたのではあるまいか?
小那比小学校前(13:22)



野々倉で大峠へ行く道と笹方峠へ行く道とが分岐する。笹方峠は和良(わら)へ行く道でもある。
野々倉の分岐点(13:57)



そのまま小那比川を遡ると、廃校になった分校がある。過去オフラインミーティングで昼食地点にしたこともある思い出の場所だ。現在も野倉集会所として使われているようである(小那比・木造校舎参照)。
野々倉の廃分校(14:03)



谷を詰め終わった落合より峠道に入る。今まではほとんど北から下りに使った所を今回は逆に登っている。かなりの急坂のような覚えだったが、登ってみるとさほどではなかった。ただ延々小那比川を遡ってきた疲れがたまってきただけである。

峠は工事中らしく重機や飯場の建物があった。
峠(14:33)1999年頃の画像



洲河側は標高にして100mほど下るだけである。麓の分岐点にある白山神社ではゲートボールに興じる老人がたむろしていた。
洲河の白山神社(14:42)