坂下峠 650m (2002.5.19) コレクションNo.946 地図

滋賀県甲賀町神(かむら)−三重県関町坂下
東海道、鈴鹿峠の麓にある集落、坂下と滋賀県甲賀町を結ぶ峠である。

大原ダムの横を通り、林道を詰めていく。参詣橋の手前で寺山峠への分岐点がある。
          大原ダム
参詣橋からさらに登ると、避難小屋?と駐車場が現れる。5・6台の車が止まっていた。雨模様の天気なのにみんなご苦労なことである。そういう私も人後に落ちないのではあるが・・・・
           参詣橋
ジグザグ登りの箇所にかかると岸壁に穿った道筋が見えてくる。
そしてこの岩場にさしかかったとき前方に峠の遠景が見えてきた。もうすぐだ。
しかし案内サイトの情報によると酷いダートがあるらしい。そんなもんどこにあるのだろう?しかしそれは唐突にやってきた。
しかも花崗岩が崩れたような土なので砂のようなもんである。道は雨水の浸食に任せて川床とも何ともつかない状態になっている。仕方なく押した。横合いから流れてくる霧は前途を迷わせるようである。
「坂下峠」とペイントされた文字もおどろおどろしく・・・ しかし、それもちょっとの間で何とか峠に到達できた。峠は崩壊した土が堆積して砂漠か砂の惑星のようだ。峠名をペイントした岩も近未来を暗示するかのようにおどろおどろしい。
真ん中にちょろっと残った木々の下に抜け落ちた峠の看板を見つけた。木に立てかけて本来の使い道をしてみた。

坂下側に少し下りてみたが、こちら以上に道が酷く、危ないだけなので結局引き返した。