利木峠(りきとうげ) 97m (2020.11.26) 地図 2.5万図

静岡県湖西市利木-浜松市北区三ヶ日町下尾奈



 静岡県湖西市利木と浜松市北区三ヶ日町下尾奈の間にある市道横山利木峠線の峠である。

峠には3方向から行けるが、横山利木峠線から辿ろうと国道301号線の湖西市横山から峠道に入った。

国道301号線の湖西市横山から横山利木峠線に入る


国道から直角に入ったあと、峠道はヘアピンカーブ状に曲がり、国道と平行するように斜面を登っていく。

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取り付きからヘアピンカーブ 国道と平行するように
斜面を登る


この峠道、展望が良いせいか、ホテルのような豪華な建物がある。まず見えてきたのがVIOS SYSTEM(株式会社バイオスシステム)。よく知らんけど、リンク先を見てみると精密機械のメーカーみたいだ。その反対側に謎の宗教施設。「天洋山弥勒大成仏」と立看に書いてあって、占いの関連施設らしい。

ホテルのような建物 VIOS SYSTEM(株式会社バイオスシステム)
 天洋山弥勒大成仏  展望よし


次に出てきたのもホテルのような施設。写真を後で確認すると浜名湖オーベルジュキャトルセゾンというホテルとSUZUKIの浜名湖研修センターだった。ホテルが豪華なのは当然だが、軽自動車のトップメーカーが地元・浜松の一等地を押さえてるのはさすがだ。

SUZUKIの浜名湖研修センター(左)と浜名湖オーベルジュキャトルセゾン(右)
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こんな風景を見ながらの研修は幸せだろうな


ふたつの建物からさらに登っていくと、道が少し西側にカーブしていって、峠に到達する。2.5万図の峠は右側の林のなか、Mapionの峠は左側の道路上になっている。背後を見ると林の中に入る山道があった。位置的に2.5万図の峠の古い峠道だったのかもしれない。

道が少し西側にカーブして 2.5万図の峠は林のなか、Mapionの峠は道路上
2.5万図の峠は林のなか、Mapionの峠は道路上  古い峠道か?


まずは2.5万図の峠に入ってみた。北西側にはNTTDoCoMoの利木無線局、要するに電波鉄塔が建っている。峠正面にはコンクリート作りの謎の構築物、お役御免になった古い給水施設のように見えた。峠の先にも道は見えていたが、木々をかき分けてまで行く気がしなかった。答えは地図で分かっていたしね。

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 2.5万図の峠、右側に貯水施設らしきものあり
反対側の道が見える NTTの電波鉄塔
車道側、貯水施設の反対側にはNTTの電波塔あり 利木無線局 


次にMapionの峠の先にある交差点にも尾根を乗り越す車道の峠があった。三ヶ日側は三ヶ日の中心地と猪鼻湖の眺望が素晴らしかった。また利木側を見ると、車道の峠の隣にに2.5万図の峠への入口が見えて位置関係がよくわかった。

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 Mapionの峠の先にある交差点
車道の峠(三ヶ日側)
三ヶ日側の眺望 
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 車道の峠(利木側)、左側に2.5万図の峠が見える  


ということで、登ってきた峠道・市道横山利木峠線を下った。この道は走り屋のたまり場だったようで自動2輪、原付自転車通行禁止になっている。程よい傾斜とワインディングロード、スカッとする抜けからだろう。逆光ではあるものの景色の良さはわかってもらえると思う。

峠から下る 浜名湖と猪鼻湖
浜名湖



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