麻生津峠(おうつとうげ) 525m (2002.10.26)コレクションNo. 地図

和歌山県かつらぎ町御所(ごせ)−那賀町赤沼田(あかんた)
那賀町赤沼田(あかんた)とかつらぎ町御所(ごせ)との境にある。高野山詣での道筋になっていたらしく、峠には観音さまと茶店(廃屋らしい)があったらしい。

道の駅「紀ノ川万葉の里」でoookaさんと合流してスタート。紀ノ川を渡って右岸沿いに麻生津まで走る。麻生津橋との交差点付近から峠道が始まる。はじめのうちは集落の中を巻きながら登っていく。紀ノ川の谷間の景色が美しい。そうだ、紀ノ川は中央構造線を流れているのだった。
赤沼田の集落にかかり、小さな陸橋を越える辺りから道が狭くなってコンクリート舗装に変わる。劇坂の始まりだ。
油断するとウィリーになりかねない傾斜である。しかも道幅は軽四1台通れるかどうかくらいなので蛇行も難しい。途中の茶店風の平場で大休止。その先にも・・・やはりとんでもない劇坂があった。
「暗峠はこんなんですかぁ?」
「奈良側はこのくらいですが、大阪側はもっと凄いです」
ほんまかいな?暗峠おそるべし。
そんなやりとりの後、何とか峠に辿り着いた。峠にはお城のような形をした飯盛山荘への登り口があるが、道はまだ少し登っていくようで、峠らしい雰囲気がなかった。
というのも我々が下りた清川への道は車道らしく、本来の峠道は真東の御所へ下りていっている。しかし、そうすると国道480号線、四邑川筋の市峠をまた越えるわけで、そんなことならはじめから480号線を辿ればいいのにと思ってしまう。急がば廻れ。国道の方がはるかに低いし、楽ではないのかな?国道も西高野街道と書いてあるから両方とも使っていたのだろうか?
  奥の分岐を左折すると御所へ下りられるらしい