鶯宿峠(おうしゅく) 1050m (2009.6.28) 地図  

山梨県笛吹市芦川町鶯宿−笛吹市境川町藤垈(ふじぬた)
山梨県笛吹市芦川町鶯宿と笛吹市境川町藤垈の間にある峠である。

日向坂峠から下ってきて鳥坂への分岐も過ぎて、さらに下っていくと、写真のような分岐が現れる。鶯宿峠への入り口だ。すずらんの形をした街灯が目印である。
峠道への入り口(すずらんの街灯が面白い)



入り口の法面の上にも鶯宿峠入口の標柱が立ててある。そして先を見ると、斜面を斜めにトラバースしていく峠道が見える。峠道といってもこんな緩い傾斜は明らかに新道または林道であるのは間違いない。

登る前に峠名のもととなった鶯宿を見てみよう。芦川沿いに県道36号線を下っていくと、間もなく鶯宿である。やはりすずらんの街灯が立っている。鶯宿のバス停にはバスの車庫まである。

鶯宿峠入口の標柱 鶯宿
あしがわ観光案内 鶯宿バス停



では、いよいよ峠道である。山を切り通した入り口から登りだす。ゆるい斜面を登っていく。

峠道へ登りだす ゆるい斜面を登る
振り返れば県道36号線とのツーショット



そのまま登るとゲートが現れる。ゲート脇に林道大窪鶯宿線の看板がある。やはりここは林道だった。

ゲート現る
林道大窪鶯宿線の看板



また少し登ると行く先の距離表示看板が現れる。えらく豪華である。林道のくせに。そしてまた少し行ったところに草付きの山道らしき道が路傍に出てきた。「鶯宿峠→」の標柱が立ててある。おそらく峠に至る旧道であろう。

草繁茂 適度に荒れ
峠に至る旧道入り口 峠に至る旧道山道



そのまま車道を登ると、少し行ったところで写真のような分岐が出てくる。稜線越えなのでここが林道の峠であろう。

雲が湧く今まで登ってきた道



そばにあった雨量観測機には鶯宿峠観測局と書いてあった。分岐のところにある看板には鶯宿峠はもう少しここから行かなくてはならないらしい。そしてそこには「ナンジャモンジャの木」があるという。

三叉路の看板 鶯宿峠観測局
林道名所山線 林道名所山線の看板



ということで、ダートの林道名所山線に入る。ガタガタでも割としまった林道を1kmほど行くと峠に到着した。林道の上に旧道の峠があった。

鶯宿峠



また看板には「ナンジャモンジャの木」とも書いてある。看板にもあるように
「ヒノキのようでヒノキでない〜ベンベン♪ コノテガシワのようでコノテガシワでない〜ベンベン♪それは何かと尋ねたら」
「リョウメンヒノキ、リョウメンヒノキ〜♪」
うーん、わけわかんない。

ちなみに岐阜県にある「ナンジャモンジャの木」は「ヒトツバタゴ」
全国的に見ても「ヒトツバタゴ」やから、ここのナンジャモンジャの木ってのは仮の名前なんだなよあ。

鶯宿峠ナンジャモンジャの木
リョウメンヒノキの看板 鶯宿峠



峠から林道の反対側には下りていく旧道があった。もちろん山道なのだが、夏場に探索するほどの山道好きでもないので、存在だけチェックしておくことにした。

鶯宿峠反対側 旧道山道
旧道山道

その後、案内板にもあった黒坂峠を目指して林道名所山線を行くことにした。



峠コレクションへ | 黒坂峠へ