尾坂峠(おさかだお)  180m (2006.10.7) 地図

山口県長門市渋木(しぶき)坂水(さかみず)長門市渋木八幡
山口県長門市坂水と渋木八幡の間にある県道280号・長門秋芳線の峠である。

板持(いたもち)で国道316号線と別れ、県道280号線に入る。はじめは2車線道である。
板持付近の県道280号線



山間に入ると、とたんに1車線の狭い道になり、河内川の谷をだらだらと登っていく。坂水の集落まで来ると二条窪から来た道と合流し、2車線道になる。
山間に入ると1車線に 坂水で二条窪から来た道と合流、2車線に



峠手前で真木へ行く道が分岐している。峠は市町村境でないので何もない。祠のようなものがあったので山の神かと思ったらミツバチの養蜂樽みたいなものだった。

峠直下に字が読めない石碑があった。後で調べたら松尾芭蕉の句碑とのことだ。
「梅が香かに のっと日の出る 山路かな」 
と書いてあるそうで、元禄7年(1694年)1月芭蕉51歳の頃の作らしい。
梅が香る寒い峠路に日が出てホッとしたというような情景であろうか?
峠手前で真木への分岐あり



しかし全国行脚したとされる芭蕉であるが、山口に来たことがあるのだろうか?

だとすると、伊賀出身の芭蕉は忍者だったとか幕府の隠密だったとかいう説は本当なのだろうか?
渋木八幡付近

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