奥羽本線・板谷峠U
 
  (峠駅と力餅)


    (2008.5.27)   更新 2008.6.4 
  地図
奥羽本線・峠駅(スイッチバックの遺構が左にある)
今年の強制休暇、目玉は奥羽本線・板谷峠であった。

学生時代の夏期ツーリング中、自転車のメカトラで上ノ山から東京・神田の今は亡きアルプスへ往復したことがあった。そのときここ板谷峠には確かにスイッチバックがあった。往復夜行で大変だったけどね。
奥羽本線・峠駅


板谷駅を辞し板谷峠へ向かう。峠はもう少し先だが、ここの分岐から峠駅へ向かう。
板谷峠付近




坂を下っていくと昔の工場か倉庫のような建物が現れた。峠駅のスノーシェッドである。駅がすっぽりと入る盛大なスノーシェッドである。建物の端まで来ると電柱はあるものの架線は撤去されている。ここが昔のスイッチバックだったようだ。
スノーシェッドに入る 昔はレール止めの先に峠駅があった。



スイッチバック部分のスノーシェッドに入っていく。レールも架線もほとんど撤去され、中は工事車ほかの駐車場になっていた。奥へ奥へと進むと、現役の駅があった。現駅のホームに向かって斜めに交差している部分に昔はレールが敷設してあって到着した列車がスイッチバックして駅のホームに入ったわけだ。
スイッチバック部分は駐車場になっている 入っていくと現役の駅があった



中の様子を板谷駅のように動画に写してみた。舗装されてしまっているし、遺構というほどのものかどうかは???
峠駅のスイッチバック部分の動画



駅前には「峠の力餅」屋さんがあった。鉄道の運行に合わせて朝7時から営業している。自社のホームページによると、米沢街道の峠の茶屋であったのが鉄道敷設に伴い、力餅を開発、さらに駅売り方式でブレイクしたわけである。
峠の力餅屋さん 茶屋の様子




力餅はいわゆる大福である。絶品というほどのことはなく、ここで頂くから美味しいということなのだろう。店内はこれでもかというほど絵画・写真ほかの展示物で飾られていて、眩暈がしそうである。鉄道乗り尽くしの旅の関口知宏も訪れたようで写真が飾ってあった。
力餅 店内




力餅を食べてから板谷駅で取り損なったつばさの動画にチャレンジ。まずは板谷駅方向から来た。
板谷駅方向から来たつばさ


続いて米沢方向から来た。
米沢方向から来たつばさ


普通列車が到着し、乗り降りの乗客の間を縫って力餅を売り歩く。1分あるかないかの短い発着時間のうちに販売するのは大変だろうなあ・・・
普通列車到着。力餅を売り歩く



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