大瀬峠  510m (2007.11.4) 地図  

岐阜県飛騨市宮川町塩屋(しおや)−飛騨市宮川町種蔵(たねくら)
岐阜県飛騨市宮川町塩屋と種蔵の間にある越中西街道の脇道峠で、文道寺峠と反対側の宮川右岸にある。

文道寺峠から下った打保(うつぼ)から朱塗りの平成橋を渡る。
国道360号線より対岸の塩屋へ渡る



平成橋から峠ではないかと思える山が見える。対岸に案内看板などがあった。「歴史の道調査報告書」の記述によると
『大瀬峠の石仏:山ノ山と呼ばれる山頂の大きな栗の木の根元にある』

とのことだ。ちょうどこの看板に出てる道に「山ノ山」と書いてあった。

峠かと思う山 塩屋の案内看板前



地元のじいさまが「神社の前から登る」と教えてくれたし、この案内看板と付き合わせて、金清神社手前の道から登った。ところが道はダンダン狭く、草付き道になり、砂防ダム手前で道もとうとう尽きてしまった(ー_ー) 

金清神社手前から登った
でも・・・ 道は尽きてしまった



仕方ないので、道を聞いたじいさまをもいちど捕えて聞き直した。すると
「え、ダムまで行ってしまった?それは悪かったのぉ!神社の手前ではなく、前を通って行くんじゃ」
「あ、池ヶ原湿原へ行く道を行けば良かったのですか!」
「そうそう、その道の途中からまた分岐があるでな・・・」
とのことで、私の早合点だったらしい(ー_ー) 思わぬアルバイトをしてしまった。気を取り直して金清神社の前から車道を登る。この道、正式名称は林道洞数河線(ほらすごおせん)である。

金清神社 林道洞数河線



林道を登る。少し登ったところで教えられたとおり右へ入る道があった。ダートの急な道である。道のところどころには土砂流出防止用のゴムが埋め込んであるため、難易度がさらに上がっている(--メ)

右へ入る道があった ダートの劇坂
土砂流出防止用のゴムが埋め込んである



そうこうして登っていくと尾根を乗り越す地点に到達した。「歴史の道調査報告書」の記述では
『山ノ山の峰の松の木の下に地蔵尊が一体ある。その峰より塩屋地区が一望でき、塩屋から峰までの旧道は改修されて今では林道となっている』
とある。栗か松かわからないけれど、石仏を見つければいいってわけで、山中を探索してみた。栗も松もハッキリわからない。足元にも石ころしか転がっておらず、山頂近くに石段のような遺物?を見つけたけれど、とうとう石仏は見つからなかった(ToT)

ここが峠ではないのか? 奥の山中に石仏があればオッケー牧場
山頂まで上がる 石段のような遺物?しかない(ToT)



念のために峠らしき地点から先に行っても林道はドンドン登っていくだけで、砂防ダムと林道の造成地点にたどり着いただけだった。

砂防ダムと林道の造成地点にたどり着いた

おそらくさっきの所が峠だろう。ということで塩屋に戻った。


臼坂峠へ | 峠コレクションへ