鬼首峠 (おにこうべとうげ) 820m (2009.9.21) 地図 

秋田県湯沢市秋ノ宮−宮城県大崎市鳴子温泉鬼首
秋田県湯沢市秋ノ宮と宮城県大崎市鳴子温泉鬼首の間にある国道108号線の旧道峠である。

現在の道は2車線国道になっていて、その限りでは面白くもなんともない。もちろん現在のトンネルを通っていてはその魅力はわからない。

秋田県側の麓・秋ノ宮温泉からアプローチする。
峠の駅ラフォーレ栗駒



その名も峠の駅(^^;)ラフォーレ栗駒を過ぎ、「またどうぞ、秋の宮温泉郷」の看板を見ると、いよいよ旧道との分岐も近い。橋の手前に分岐がある。旧道へ入っていくとゲートがあった。フルオープンしてるから何ら問題なく進入する。赤倉橋の横に道を開削した記念碑と思しきものがあった。

秋の宮温泉郷の看板 旧道分岐
旧道のゲート 赤倉橋



旧道にいくつかあるスノーシェッドが現れる。横を見ると下方に現国道が併走しているのが見える。

スノーシェッド 現国道が併走している
現国道が併走している



次のスノーシェッドでも基本的に同じ構図だった。現国道は橋を渡っていた。

次のスノーシェッド 現国道は橋を渡っていた



峠に着く前にトンネルが現れた。秋の宮隧道である。入り口のアーチがシートで覆われている。材質が劣化して脆くなっているのだろうか?秋の宮隧道は出口で次のトンネルとスノーシェッドを介して連結していた。白水沢小橋の先にはトンネルと見まごうようなスノーシェッドもあった。

秋の宮隧道
次のトンネルと連結している トンネルと見まごうようなスノーシェッド



そして、ようやく峠である。峠は宮城・秋田り県境である。宮城県側の看板にはこけしの絵がモニュメントになっている。秋田県側は・・・
えらい別嬪さんや!
秋田小町ちゅうんかいな?
この編み目笠、阿波踊りとかおわら風の盆でかぶるものとは違う。どっちかというと高貴な人のかぶりものという感じである。秋田小町で調べてみると、やはりお米の「あきたこまち」の萌えキャラが同じコスチュームだ。ここは旧国道である。どっちが先かはよくわからん。でも美人だ。さすが秋田小町だわ!

峠(宮城県側) 峠(秋田県側)
秋田小町



峠から下る。2車線なので面白いというものは別にない。途中で下の集落が見えた。歩きの時代に街道があったとすれば、できるだけ山に近づき最短路で峠越えをするだろうからこういう集落も存在するのだろう。そして車道の時代になるとできるだけ真っ直ぐかつなだらかな傾斜にするために、こういう高みを通らせるのだろうなあ?

峠から下る
下の集落



何度目かのスノーシェッド。そしてやっと麓の集落が見えてくる。

何度目かのスノーシェッド
麓の集落



そして、現国道との再会である。あっちも2車線なので大した違いはない。車がブンブン通っているだけだ。

現国道との再会
旧道



車を回収するために現国道を戻る。トンネル上に旧道のスノーシェッドが連続して格好いい。もうひとつトンネルをかました後、いよいよ現国道は仙秋鬼首トンネルに入る。3527mの長大トンネルである。

トンネルを出るとまた右側に旧道のスノーシェッドが見える。旧道から見えた橋にさしかかる辺りからも当然スノーシェッドがよく見えた(^^;)

旧道のスノーシェッド 仙秋鬼首トンネル
旧道のスノーシェッド

あとは峠の駅ラフォーレ栗駒までまっしぐらにダウンヒルである。


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