奥野々峠(おくののとうげ、奥野々坂) 200m (2017.5.21) 地図 2.5万図

兵庫県丹波市(たんばし)山南町(さんなんちょう)奥野々(おくのの)-丹波市柏原町(かいばらちょう)下小倉(しもおぐら)
兵庫県丹波市山南町奥野々と同市柏原町下小倉の間にある県道86号・多可柏原線のトンネル上にある旧道峠。

山南町側からアプローチ。国道175号線から峠方面(県道77号線)に入ると正面に大きな建物群が見えてきた。近くまで行くと円応教(えんのうきょう)本部ということがわかった。
円応教本部    


円応教本部前を過ぎると、鉄道の分岐点を渡る。JR加古川線と福知山線である。このさき道は県道88号線となり、福知山線と並走する。

道沿いにある 円応教本部
JR加古川線と福知山線、谷川駅 県道86号線は福知山線と並走


少し走ると、トンネルが現れる。奥野々トンネルである。その脇に旧道との分岐があった。道幅は車1台分くらい。舗装はされているものの、かなり廃である。

奥野々トンネル脇の旧道 廃な旧道
  ヘアピンカーブ 


勾配は緩いものの、草本の浸食があるのとヘアピンなどの屈曲で先が見通せない。 それでも割とあっさり峠に到着する。

ヘアピンカーブ再び
先が見通せない  そろそろ峠 



峠には念仏碑が立てられていた。草書体のような字体だからたぶん「南無妙法蓮華経」かと思う。そして柏原町と山南町の境界標識があった。合併後のいまならどちらも丹波市だから標識は撤去されるところだが、旧道ゆえに放置プレイされているのはありがたい。

 
峠の念仏碑 南無妙法蓮華経?
峠(柏原町側)  
 
 峠(山南町側)  


峠から下る。柏原町側の方がはるかにレベルが廃である。昔懐かしい「警笛ならせ」の標識が立ててある。その先にはヘアピンカーブが待っているからだ。

下り
ヘアピンカーブ手前


そのヘアピンの中心は草と落ち葉で道の境がわからなくなっている。そこから先も枝が落ちていたり、草が浸食していて楽しい。廃レベルでもとにかく通れる。それが全て。通れさえすればノープロブレム。そして麓の開けた道に出た。

ヘアピンの中心
開けた道に


現在の道かと思ったら、右の方から車のエンジン音がする。右方向に進むとセンターラインがある道に再度合流した。その道をさらに戻ると奥野々トンネルの前に着いた。つまり旧道から出た道は現県道に合流するための取り付け道路だったわけだ。

開けた道に合流
 
  現在の県道に合流  奥野々トンネル



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