小田越（おだごえ）　1249ｍ　（2012.6.8）　地図　２．５万図

岩手県花巻市大迫町内川目（うちかわめ）-宮古市江繋（えつなぎ）

			岩手県花巻市大迫町内川目と宮古市江繋の間、早池峰山と薬師岳の鞍部にある県道２５号・紫波川井線の峠である。 花巻市大迫町側からアクセスする。折壁峠や長野峠へ行った早池峰ダム湖畔にある道の駅「はやちね」から今度は真っ直ぐ進む。しかし、これも県道２５号線である。
道の駅「はやちね」の前を直進する

撤退編（2010.10.29）

道の駅「はやちね」から雪をかぶった山が見えていた。あれは早池峰山か？と思ったら違っていた。遠くの峠（古田峠・拝峠）から見えていたのに麓まで来たら見えん(~_~)、まあ近すぎると見える物も見えなくなるのは人の世でも似たようなところがある(--;)　そしてさらに近づいても前峰の山がクローズアップされただけだった。しかし、この山の形、何かに似てるなあ。そうだ、道の駅にあった猫の像にそっくりやん！

道の駅「はやちね」から見える雪をかぶった山は・・・		早池峰山ではない
前峰の山がクローズアップ		道の駅にあった猫の像にそっくり(^^;)

さらに登って岳という本当に麓の集落に辿り着く。駐車場もあって、さすがにここからは早池峰山が見える。「早池峰うすゆき荘・休憩所」という山小屋の看板がある。山の世界で有名なハヤチネウスユキソウというエーデルワイス科の高山植物そのままのネーミングである。ハヤチネウスユキソウは早池峰山の名前が冠してあるだけにここの固有種でもある。早池峰山は古くは山岳信仰の山として遙拝されたりしてきただけに早池峰神社もあった。

岳の集落と駐車場
早池峰うすゆき荘・休憩所の看板		ほんとのハヤチネウスユキソウ
早池峰山が見える		早池峰神社

岳の集落を過ぎると勾配は急になり、軒下に薪がが山積みされているいい感じの家が現れた。いかにも山懐にあるという平屋の家だった。さらに進むと県道２５号線の標識の先にある宿舎風の建物の前に・・・通行禁止の円錐（何というのかな？）の間に看板らしきものが倒れていた。いや、写真を見てそう判断できるだけでその場は「通行止めっぽいけど、行けるやろ」と思っただけだった。

いい感じの平屋の家		県道２５号線の標識の先に・・・
通行止め？

で、そのまま突入。登っていくと、ゲートの所に「通行止め」の看板が。でもゲートは開いてるよ。ってんで、これまた突破する。そのまま進むが、秋の良い風情としか言いようがない。

早池峰山の看板	ゲートの所に「通行止め」の看板

清廉の滝が現れる。このくらい近くで見られると嬉しいなあ。そして、とうとう早池峰山が眼前に。まだ雲に覆われている部分がある。そしてうすゆき山荘前まで来たとき・・・

清廉の滝	早池峰山が眼前に
	うすゆき山荘前

早池峰山にかかっていた雲が晴れた。山の全容が見渡せる絶好のロケーションだった。まあ、とにかく感動ですね。

早池峰山（うすゆき山荘前から）

早池峰山

しかし、ここから路面に雪が現れた。ストレイトは良いけれどカーブなどは氷結果汁(~_~)になっていて「ストレイト♪」などとPafumeの歌が聞こえそうな、氷結路面だった。さすがにこれは私でも無理っぽいなあと逡巡してるところへ道路管理の黄色い車が現れた。
「通行止めですよぉ！」「うーむ、やっぱり」ということで薄々気づいてはいたが、ダメ押しを食らったので、おとなしく撤退することにした。残念。早池峰山にも雲がかかりつつあった。

路面に雪	氷結果汁(~_~)

リベンジ編　（2012.6.8）

ということで、ここからはリベンジ編。

まずは先回、絶景だった、うすゆき山荘前。今回は早池峰山に雲がかかって良く見えなかった。それでも登っていくうち、雲の切れ間から少し山肌が拝めるようになった。

今回、うすゆき山荘前から早池峰山は望めなかった

そして遠野市と花巻市の境界線。でもまだ峠ではない。

遠野市と花巻市の境界

少し登ったバス停のあるところが峠である。もちろん早池峰登山のベースであるので石碑とか案内図やビレッジハウスがあった。

小田越
岩手交通小田越バス停

登山口石碑	早池峰山石碑

色んな看板があった中で観光シーズンの車輌通行止め看板があった。この２ヶ月間、自家用車は入れない。また県道の看板は遠野市小田越になっていた。それもそのはず、少し下ると今度は遠野市から宮古市へという境界線をまたぐことになった。

車輌通行止め看板	遠野市小田越
宮古市との境	遠野市との境

そしてドンドン下っていく。早池峰山の東稜線が見える。そして川が道の傍らを流れ始め、それが大きくなり、ついにゲートが現れた。

早池峰山の東稜線が見える
	ゲートが現れた

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