野中峠 340m (2008.11.2) 地図 

島根県津和野町豊稼とよか−津和野町内美ないみ野中
島根県津和野町豊稼と内美野中の間にある峠である。

鬼ヶ峠から宿谷へ戻り、程彼川の谷を遡る。県道124号・津和野須佐線である。
県道124号・津和野須佐線、津和野町豊稼(9:54)



道は1車線、川沿いの淡々とした登りである。このあたりの家は赤い屋根が多い。

赤い屋根の家が多い(9:58) (10:00)



崖っぷちのカーブしたところにお地蔵さんが3体立っていた。なかなか均整のとれた仏さんであった。カーブを曲がると、分岐が見えた。左折すると「内美」と書いてある。ここだここだ(^^;) そして分岐の前には豊稼會舘が建っていた。「會舘」の文字がレトロである。公民館みたいなものであろうか?

お地蔵さんが3体立っていた(10:02) 分岐(10:05)
豊稼會舘(10:06)



分岐から峠道は反対方向に急激に登る。そして2度ヘアピンカーブをかまして高度を上げていく。傾斜は麓の方がきつく、ヘアピンカーブを過ぎると、傾斜もゆるくなる。中腹に笹ヶ谷鉱山跡がある。ここは、銅・亜鉛の鉱山であったが、江戸時代には副産物として算出した砒素(ヒ素)が主たる産物となった。廃鉱になった現在でも残土や坑道からの排水に砒素が含まれているため、写真のような鉱害防止対策が施されているそうだ。

峠道は急激に登る(10:07) 2度目のヘアピン(10:10)
ヘアピンを過ぎると、傾斜もゆるくなる(10:12) 笹ヶ谷鉱山鉱害防止工事(10:16)



笹ヶ谷鉱山跡を過ぎ、どんどん登ると峠に到着する。峠にはお墓が建てられていた。ひとつだけではないし、峠から見えるところに野中の集落があることから、峠といえども生活のフィールドに入っているということがわかる。

野中峠(野中側)(10:28) 野中峠(豊稼側)
野中の集落



峠から下る。集落内は思いのほか急坂である。野中にあるちっちゃな神社ではお祭りの準備をしていた。

集落内は急坂(10:35) 野中にあるちっちゃな神社(10:37)



さらに下ると、野中里山倶楽部なる施設があった。なんと竪穴式住居が復元?されている。住居の入り口には「農家レストラン 縄文の館」なるプレートが取り付けられていた。レストランなら昼食がとれるかもしれないと期待したら下のようなプレートがかかっていた。

野中里山倶楽部(10:39) 竪穴式住居?(10:40)

チラシ?
探してもそんなものはなかった。ええ加減にしいや(--;)
ちゅうことで、昼食は「道の駅で神楽」津和野温泉なごみの里へ行った。


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