韮ヶ峠(にらがとう)  960m (2006.5.19) 地図

高知県檮原町(ゆすはらちょう)井高(いこう)−愛媛県西予市(せいよし)野村町小松
高知県檮原町井高と愛媛県西予市野村町小松の間にある県道379号・韮ヶ峠文丸線の峠である。

藤の越を越えた後、坂本龍馬は宮野々関から四万川の谷を遡る。写真の案内板が立つ文丸地内で大茅峠へ行く県道2号線が分かれる。
大茅峠との分岐点にある案内板



ここから大茅峠桜峠経由で韮ヶ峠へ行ったので龍馬脱藩の道を忠実にトレースすることはできなかった。

桜峠から緑資源林道を辿る。天候も持ち直し、北方の山並みがきれいに見えた。尾根筋の豪華な大規模林道でも、路肩が崩落することはあるようで、所々工事規制がかかっていた。
北方の山並み 緑資源林道



そんな林道を走っていくと、韮ヶ峠に着いた。

峠には頭に傘を被せた木造標柱が立っており、意匠のわりに新しいので笑ってしまった。
韮ヶ峠



峠には坂本龍馬脱藩の道の絵地図と脱藩経路などの口述写しが看板にしてあった。それを見ると龍馬脱藩の道は全て県道どおりではなく、間に現在では越えられるかどうかわからない松ヶ峠なども入っているので元々すべてトレースすることは難しいのかもしれない。
龍馬脱藩の道、地図 口述写し



それでも峠の県道にある板張りの歩道からから峠に登ってくると、峠に建てられたモニュメントに劇的に入っていけることだろう。

高知県側は林道から来たわけだが、愛媛県側も油断すると林道を辿りかねない。旧道である県道へ入るには写真の細い方の道へ下りていかねばならない。
峠付近 峠の愛媛県側



入り口が狭かった愛媛県側も所々に旧道があるものの、車道はクネクネ道であった。
旧道 クネクネ道

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