室生雪中サイクリング (2002.2.11) 2002.2.17更新
プロローグ
年末から足繁く通っている室生寺周辺地域。峠のじゅうたん爆撃を目指す私とダートアタックをしたいoookaさんのニーズが合体した。おりしも建国記念日の連休最終日。前半は林道、後半はダート山道というコース構成、道の駅「宇陀路室生」に集合ということで話がまとまった。
コース
道の駅−矢剣茶屋峠(やけちゃや)−弓木峠−椿井峠−(予定ではクロタワ−門守峠)−鬼ヤ坂−道の駅
CAST
CAST 自転車 ダンシングプロフェッサー、oookaさん cannondale・フルサスMTB 走るクラシカルエレガンス、UGの兄♭♭♭さん アルプス・クイックエースランドナー 紀伊半島の人間カーナビ、cancanIさん miyataリッジランナーMTB ランドナー星人、乾さん KLEIN ・ MTB 私ことナワ〜ルド@峠おやじ cannondale ・ MTB
※称号は勝手に付けさせて貰いました m(_._)m
本編
連日の悪天候の中、この道の駅にも3泊してしまった。しかしこの雪降りの中を大丈夫かと心配していたところ渋滞にはまりながらも15分遅れで皆が到着した。
乾さんとこで貰った画像ね
oookaさんの新車。支えているのは乾さんさあ、楽しい?雪中サイクリングの始まりだ。皆さんには雨装備をお願いしてあるので今日は楽しめそうだわい(^^;)
おおっと、oookaさん、何と新車だよ!cannondaleのフルサスMTB。おまけにディスクブレーキとはやるぅ〜。
まずは林道龍口夫婦川線へ。私が知ってる道だったので先導したら桧峠付近まで登って本命の谷へまた下るという間抜けぶり。
UG兄♭♭♭さんもフロントディレイラーケーブルが外れるハプニング。のっけから長老2人がへまをやらかす(--;)
西谷の集落
しかし同い年の人間カーナビcancanさんのおかげで無事、林道龍口夫婦川線の入り口へ到達する。
ニューサイ御用達のような白山神社付近で小休止。通りかかったおばちゃんと挨拶した後、いよいよ林道に突入する。
だんだん路面に雪が乗ってくる。そして・・・雪がお空から落ちてくる。
でも登りだから身体は燃えている。林道に入ってから出会った車は3台きりだ。
35AタイヤのUG兄♭♭♭さんをはじめ、みんな滑る滑ると言いながら喜々として走っている。何とかタイヤもグリップしてるようだ。
そんな中、矢剣茶屋峠に到着。ここには「天長地久」なる意味深な石碑があった。そんなんより峠の標柱が欲しいわ。
しばし雪景色を満喫して、下り始める。下り始めると新雪状態で気持ちいい。でも幸福感は長く続かない。雪が激しくなったのだ。改めて雨具を着る。
おお!、UG兄♭♭♭さんの雨具は私とお揃いではあーりませんか!
「一緒や、一緒や!」
ふたりのラブラブ状態は雪をも溶かすほど?(^^ゞ
同じラブラブでも乾さんはタイヤと雪。
くっついた雪でぶっといタイヤがますますおデブになっていく。
自転車が可哀想やあ(ー_ー) そして雪が激しく追い打ちをかける。こりゃ走るしかないな。
しかし、気が付かなかったな。弓(木峠)と矢(剣茶屋峠)はセットに決まってるよねえ(^^ゞ
弓木峠への登り返しの途中、そこから道が狭くなる地点。ふいと横を見るとカーブの脇奥に作業小屋があった。
フラフラ〜と吸い寄せられるように近づいた。止めを外したら難なく戸が開いたので雨宿りならぬ雪宿りしようと自転車ごとみんなで入ったのだ。
「ちょっと早いけど、ここでお昼にしたらどうですか?」
乾さん納得のご提案で弁当を広げることにした。
「火器を持ってきてたら暖ったかいやろな」
cancanさんの冗談がほんまもんに・・・oookaさんはガス。UG兄♭♭♭さんはエスビットの携燃で温々のランチ。やるもんだなあ。この雪の中へ持ってこようという気持ちに敬礼。
食べてる間に雪もやんで晴れ間がのぞいた。cancanさん、携帯で輪童さんの掲示板にアクセス。ところが曇った途端にアクセスが切れるという漫才のような環境(--;)
昼食も終わって、さあ出発!という我々を邪魔するかのように風神さんがまた雪を降らす。
「ううっ、風邪ひいてまんねん」
cancanさん、そのせいか後になって頭痛を訴える。
新雪状態の雪道を押して弓木峠へ到着。
しかし寒いので、あまり遊んでいられない。乗りながら下っていくと新雪に隠れて見えない凍った轍に車輪をとられる。かっとび下りの乾さん、たまらず転倒し、トウクリップを折ってしまった。
そうこうするうちに県道赤目掛線に出た。久しぶりに見る轍の跡。社会復帰したみたいだ(^^;) 鳩首会談の結果、いちおう椿井峠へ登ってみることに・・・
ちょっと行ったところで子供連れが道で橇遊びをしていた。車も来ないからええわなあ!
私の自転車からカチカチと異音がする。リアディレイラーのプーリーに氷が付いてチェーンが変な動きをしてるみたいだ。
一気に峠まで登ると、折れたトウクリップを外す乾さん、泥よけを外して詰まった雪を掻き出すUG兄♭♭♭さん、頭痛薬を持ってないかと聞き回るcancanさん。みんな悲惨である。
私もデジカメを雪に落として故障一歩手前にしたし、スペアの電池を落としたので、さっぱりわやや(T.T)
そんな我々の目の前にパトカーが来た。何か事件でも???それとも見回り?峠で休んでいる?我々には目もくれず行ってしまった。
さて頭痛のcancanさん、これからハードになる予定コースをあきらめて「帰ろう」コール。このまま下っても、もひとつ峠がゲットできる私にも異論はない。みんな雪には満腹状態になっていたし、下りていくことにした。
先ほどの林道出合まで下ると橇遊びの子供連れがいない。ひょっとするとパトカーにお叱言でも食らった鴨?
しかしダウンヒルは寒い。赤目の滝上流部まで下りた所にあるトイレ、自販機を当てにしていたけれど無情にもクローズ。仕方なく鬼ヤ坂へ登り返した。
林道の記念碑だけで何もないねえ。記念撮影後、下りてきた中腹の池でまた撮影とみな名残惜しそう。でも雪は降る。
下界へ下りてきてcancanさんの先導で国道付近の裏道を走った。いつのまにかリアディレイラーのカチカチ音は消えている。氷が溶けたようだ。
そのかわりにoookaさんの自転車からゴーッという音。サドルバッグが垂れてタイヤに擦れて音がするみたい。重い荷物をデイバッグに入れ替えたら治ってしまった。
道の駅まで戻って来るとまた雪が激しくなったのでお別れの挨拶もそこそこに解散した。その後、桜井方面へ帰られた皆さんを襲った渋滞は酷かったらしい。
遊んで頂いた皆さん、ありがとうございました。またリベンジに行きましょう。最近まともな天気が少ないので、こればっか(^^ゞ