松ノ木峠 650m (2009.9.20) 地図  

秋田県湯沢市上院内かみいんない−由利本庄市鳥海町上笹子(かみじねご峠ノ沢
秋田県湯沢市上院内と由利本庄市鳥海町上笹子峠ノ沢の間にある国道108号線の旧道峠である。

湯沢市側の院内銀山史跡付近に車をデポして登り出す。
院内銀山・十分一御番所跡の看板



院内銀山は下記案内板にあるように慶長11年(1606年)に発見されたわが国有数の銀山で、最盛期には人口1万人を超え秋田城下をしのぐほどであったそうだ。

院内銀山の案内板



ちょうど国道が舗装の補修工事中であった。旧道への分岐点は工事車両がたむろしていたのですぐわかった。旧道に入ったところに紅白のU字パイプが埋め込まれて、通行止めの柵にしてあった。

旧道との分岐手前(11:46) 旧道との分岐点
通行止めのU字パイプ
GPS軌跡図



少しの間、旧道は国道と平行して登っていく。谷を横切るために国道から離れる地点に頑丈なゲートがあった。ゲート横に狭い隙間があるので自転車を抱えてすり抜けた。
「痛っ!」
鉄条網が地上10cmくらいのところにあった。ケガはしなかったものの設置するなら見えるように高い位置にしてほしいわ(--;)

国道と平行して登っていく(11:47) ゲート出現(11:49)
ゲート(11:50) 鉄条網



ゲートを過ぎるとご機嫌な道。傾斜も大したことはないし、崩落箇所は写真のようにダートの迂回路が造ってある。

崩落箇所(11:56) ダートの迂回路(11:57)
崩落箇所



次の崩落箇所も同じように迂回路が造ってある。そこを過ぎると下から舗装路が合流してきた。逆向きだけどGPS軌跡図を見ると国道から登ってきているらしい。

次の崩落箇所(12:00) ダート迂回路
舗装路が合流してきた(12:02)



ドンドン登っていくと大規模な雪崩防止柵が見えてきた。しかしそこにはビニールシートも見えた。路肩が崩れていて、崩落箇所と前後にビニールシートと小さな土俵で雨水がしみこまないようにしてあった。

今度の崩落箇所(12:21) ビニールシート(12:23)



いよいよ峠が近づいてくると、後方の展望が開けてきた。院内方面・十分ノ一沢が見下ろせた。

(12:32) 後方の展望(12:38)



そして、いよいよ大詰め。下で見たのと同じゲートがあった。その先はホントに廃道というような草ボウボウの姿しか見えなかった。廃道フリークの方のレポートによると、この先に松ノ木峠の由来となった松があるそうだが、そこまで調べていってないのでゲートで引き返した。私ゃ基本的にヘタレなのである(^^ゞ

あれが峠か?(12:42) 雄勝町 松ノ木峠の標識
松ノ木峠のゲート(12:44) その先は草ボウボウ



ということで、山道・廃道では恒例となった動画をどうぞ。


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