岩手県宮古市区界−盛岡市簗川(やながわ)
岩手県宮古市区界と盛岡市簗川の間にある国道106号線の峠である。 宮古市から閉伊川の谷をJR山田線とともに登っていく。峠付近は高原状になり、区界高原といわれている。国道にも峠手前にある「道の駅・区界高原」の標識が現れる。ちなみにビーフビレッジ区界はレストランの名前である。 |
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道の駅・区界高原の標識 |
そして国道端に真っ赤な鳥居が現れた(場所・地図参照)。兜神社と額が掲げてある。調べてみると兜明神岳をご神体とする神社らしい。兜明神岳というネーミングといい、区界というネーミングといい、朝廷と蝦夷とのパワーバランス境界線というような地域のように思われるのである。
兜神社 | 兜明神岳 |
そんな兜神社を過ぎると、間もなく道の駅・区界高原である。というより、既に前方に峠が見えているんだよね(^^;)
間もなく | 道の駅・区界高原 |
そして峠の手前にはJR山田線の区界駅もある。この時点で17時。雨模様のため、駅にも電気が点いている。6月だから普通ならまだ明るいはずだ。その区界駅から反対側を見ると、区界旅館があった。単なる民家といった風情である。道路事情が悪い昭和以前ならさぞや賑わったことだろう。何と言っても盛岡・宮古間の最高点である。そして、お隣に宮古市の境界標識があった。
JR山田線・区界駅 | |
区界旅館 | 宮古市の境界標識 |
さて峠である。区界トンネルと書いたスノーシェッドになっている。その手前に盛岡市の境界標識がある。またもう少し手前に分岐があって峠の集落への道というか旧道との分岐がある。この分岐から区界駅などの写真を撮った。旧道峠はトンネル上にあるが、高さ的にも殆ど変わらないし、何もないのでトンネルの画像だけ載せておく。
旧道分岐 | 盛岡市の境界標識 |
旧峠 | |
区界峠 |
峠から下る。国道の2車線路のため面白さには欠ける。所々に旧道も残っているようだが、天候も悪く探索する気にはならなかった。盛岡市側の集落・梁川(やながわ)は同名の川の谷間にできた集落で、ネーミングは鮎梁(あゆやな)から来ているのだろうか?
峠から下る | ||
梁川付近 |
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