車峠

根析神社前から登り出す。ほんとに何と読むのだろう？調べていたら大変なことがわかった。この峠、イザベラ・バードが越えていたのだという。イザベラ・バードといえば明治時代（１８７０年代）の日本を旅して紀行文を書いた人である。そうだとわかっていれば、ここも鳥井峠ももっと気合いを入れて探索したのにと残念である・・・

旧道は半舗装のダブルトラック。真ん中に草が生えて、ダートと変わらないような環境である。里の様子も峠道から見られる。

中腹に無線中継所のような施設があった。何なのか確認し忘れたのでわからないけど、この先で出てくる観測所のデータを送信する施設かもしれない。


謎の施設

さらに登っていくと一等水準点があった。地図によると267.2ｍの水準点である。そしてその先には国道工事事務所の気象観測所が設置してあった。


一等水準点と気象観測所	一等水準点

そこから峠まではすぐである。この辺りはひときわ植生も旺盛でダートであると言っても過言でないような状態になっている。先のイザベラ・バードによると峠の茶屋があったというが、ここまでで茶屋がありそうなのは水準点と観測所付近としか考えられない。かのページの作者の探索でも同じ結論のようである。


峠

最後に水準点から峠まで動画を撮ったので参考にアップしておく。

	福島県西会津町宝坂白坂と群岡下野尻の間にある国道４９号線の旧道峠である。群岡下野尻から旧道に入る。旧道に入ったところに根析神社がある。
国道から旧道に入る


半舗装のダブルトラック	里の様子も見られる


根析神社